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基地抗議に「極左暴力集団」の影 県警本部長が明言 民主主義の破壊を企図する勢力、反基地運動への介入を指摘

県議会一般質問で島袋氏追及 和牛農家支援には4月に基金創設なども

 沖縄県議会は29日、一般質問を行い、島袋大氏(沖縄自民党・無所属の会)が登壇した。島袋氏は、米軍キャンプ・シュワブを抱える名護市辺野古沖や、土砂搬出が行われる同市安和桟橋(あわさんばし)周辺での辺野古移設に対する抗議活動の実態を厳しく追及。答弁に立った井澤和生警察本部長は、基地反対抗議活動の参加者の中に、暴力的な破壊活動を企図する「極左暴力集団」の存在を確認していると明言した。また、島袋氏は深刻な打撃を受けている和牛繁殖農家への支援について、切実な農家有志からの要請が的確に県の施策に反映されているかも質した。


 質疑の中で島袋氏は、米軍普天間飛行場の辺野古移設工事に伴う埋め立て用土砂の搬出拠点として使われている安和桟橋周辺で公然と展開されている抗議運動のなかに、極左暴力集団が実際に存在するのか事実関係の確認を迫った。
 これに対し、井澤警察本部長は「基地反対抗議活動を行っている者の中に確認している」と議場の前で明言。島袋氏がさらに同集団の定義やその具体的な実態について問い詰めると、井澤本部長は「暴力革命による共産主義社会の実現を目指し、民主主義社会を暴力で破壊することを企図する集団である」と詳細に定義を説明した。
 さらに県警側は、同集団が過去に多数のテロやゲリラ事件を引き起こしてきた歴史的経緯に言及した上で、現在は表立った暴力性や党派性を隠しながら、反戦・反基地運動、あるいは労働運動など市民運動に巧妙に介入している実態を指摘。現在もなお「暴力革命」の方針を堅持しており、重大な違法行為を引き起こす危険性を内包しているとの厳しい認識を示し、警戒を怠らない姿勢を明確にした。

基地反対抗議活動の中に極左暴力集団の存在を確認していると答弁する井澤和生警察本部長

畜産基盤強化へ新基金
 一方、島袋氏は和牛繁殖農家への支援についても県の考えを質した。喜屋武盛人農林水産部長は、事前の意見交換やアンケート調査の結果を踏まえ、農家側から要望が集中していた配合飼料購入費の一部補助や、優良繁殖雌牛の更新支援といった具体的な経営安定策に着手していると説明。その一環として、2026年4月に「沖縄県畜産生産基盤の強化支援基金」を新たに創設したことを明かし、関係機関と緊密に連携しながら経営の安定化に全力を尽くす姿勢を示した。
 島袋氏は、多くの農家が仕事を休んでまで県庁へ足を運び、切実な思いで窮状を訴え要請を重ねてきた現状を強く強調した上で、「他の関係団体に対する事情やバランスも理解はするが、県は苦境に立つ農家に対してしっかりとした回答と実効性のある対応を行うべきだ」とさらなる支援の拡充に向けて県当局に強く念押しした。

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