6月定例市議会が閉会 7億707万円補正、離島医療環境改善意見書など可決 オスプレイ中止陳情は不採択
宮古島市議会(平良和彦議長)6月定例会は29日、最終本会議が開かれ、嘉数登市長が提出した7億707万4000円を追加した一般会計補正予算や水道事業会計補正予算、介護保険条例の一部改正など、上程された各議案を委員長報告の原案通り可決した。議決内容の一部変更議案や離島の医療負担軽減を求める「渡航費支援の更なる充実に向けた要綱の盛り込みを求める意見書」は全会一致で原案通り可決され、沖縄県知事宛てに送付される。
同本会議では総務財政委員会の富浜靖雄委員長、文教社会委員会の下地信広委員長、経済工務委員会の狩俣勝成委員長が審査結果を報告した。
可決された一般会計補正予算には、コミュニティ供用施設建設等事業補助1587万5000円、鏡原小学校屋内運動場改築事業1億6605万8000円、西辺中学校校舎改築事業1590万円などが盛り込まれている。また、契約金額の一部変更を巡っては、城東中学校と上野小学校の屋内運動場改修工事、および伊良部島小中学校プール設置工事(建築)の設計変更に伴う金額変更議案が可決された。
財産の取得に関する議案については、2026年度学校ICT機能強化整備事業の一環として、市内の各小中学校に配備する電子黒板を購入するため、地方自治法の規定に基づき議会の議決を求める議案が上呈された。対象となる財産の取得に係る契約金額は1億4905万円で、審議の結果、承認された。
このほか、市職員の給与に関する条例の一部改正、城辺地域密着型介護事業所指定管理者の指定、農畜産物処理加工施設指定管理者の指定なども可決された。
【有事・基地関連の陳情・決議は与党多数で退ける】
陳情書の採決では、「宮古島での日米共同訓練とオスプレイ飛行の中止を求める陳情書」に対し、議場で賛成・反対の討論が展開されたが、採決の結果、賛成少数で不採択となった。また、「航空自衛隊宮古島分屯基地で発見されたダイオキシン類及びPFASへの対応を求める陳情書」は、文教社会委員会委員長からの申し出に沿って閉会中の継続審議とすることが決まった。
さらに、「レゾリュート・ドラゴン等の訓練及び国民保護計画に関する市民との意見交換の場の設置を求める決議」と、「頻発する事務ミス等の原因究明と再発防止策を求める決議」の2件は、賛成・反対討論の後に挙手による採決が行われたものの、いずれも賛成少数で否決された。
【離島の医療環境改善へ、知事宛ての意見書可決】
一方で、離島の医療負担軽減を求める「渡航費支援の更なる充実に向けた要綱の盛り込みを求める意見書」は原案通りの可決。沖縄県知事宛てとなる同意見書では、県の要綱に以下の項目を盛り込むよう強く要望している。
▽育成医療を支援対象とすること
▽心臓手術、検査等、離島で治療や検査ができない疾患を支援対象とすること
▽透析治療など離島に設備がなく、島外での治療を余儀なくされる治療を支援対象とすること


