古谷純平(東京)圧巻の独走で2連覇 女子も平柳美月が連覇飾る 第40回トライ大会
「海・風・太陽(ていだ)熱き想い君を待つ」をテーマに掲げた「第40回全日本トライアスロン宮古島大会」(主催・宮古島市ほか)が19日、宮古島市を舞台に行われた。節目となる今大会には国内外から1387人の鉄人が集結。スイム3キロ、バイク123キロ、そして5年ぶりの復活となったフルマラソン42.195キロの計168.195キロの過酷なレースに挑戦した。その結果、男子は前回王者の古谷純平(34)=東京都=が6時間25分10秒で圧巻の2連覇を達成した。女子も平柳美月(33)=東京都=が7時間32分13秒で制し、男女ともに前回覇者が連覇を飾る結果となった。完走率は男女計85.5%だった。


大会は午前7時、下地与那覇前浜ビーチでの号砲とともにスイムがスタート。波が高く、潮流により「壁」を感じる厳しいコンディションとなったが、連覇を狙う古谷は序盤から独走態勢を築いた。開始早々にコースを誤るアクシデントで一時タイムロスを喫したものの、トップで折り返し、後続に差をつけてスイムアップした。
バイクへ移ると、夜明け前の午前4時ごろから降り出したやや強い雨に影響された路面をものともせず、池間大橋や東平安名崎を驚異的なペースで駆け抜け、独走のまま勝負のランへとつないだ。
ランでは、フルマラソンコースが選手たちを待ち受けた。古谷は異次元の走りを見せ、終盤でも報道陣のカメラに向かってポーズを取るなど、充実した表情で沿道の「ワイドー!」の声援に応えた。午後1時25分、古谷は圧倒的な強さでフィニッシュラインを越えた。スイムから一人で風を受けながら最後まで逃げ切り、2位の寺澤光介(32)=東京都=に約26分の差がつく「圧巻の独走劇」「完全勝利」だった。3位は大倉拓也(32)=大阪府=。
女子は総合16位でスイムアップした大西麻代(39)=大阪府=をバイクとランで猛追した平柳が逆転。2位の大西は総合22位、総合33位の宇治公子(44)=大阪府=が3位に入った。
また、大会40回連続出場で注目された辻谷明久と「リアルまもるくん」はスイム途中で、有力候補の上田藍と土田洋平はバイクフィニッシュ後にリタイアした。大会常連選手らはゴール後、土田と抱き合い、互いに長丁場の健闘をねぎらう姿が見られた
地元勢では宮古島出身で北海道在住の古謝孝明が自己最高の12位でフィニッシュしたほか、園村憲司が宮古勢トップの65位、本村俊貴が67位、森陽平が73位と健闘を見せた。
今大会は本来の「ストロングマン」にふさわしい舞台設定となった。バイクは前浜から下地川満、平良久松、西原を経て狩俣、池間島、北海岸線、東平安名崎、南海岸線を通過し、再び下地を経て島を約1周半するコース。ランは市陸上競技場から市街地を経て城辺線から保良東平安名崎手前で折り返し、再び城辺線から競技場へ戻るコースで行われた。
時折、局地的な降雨もあったものの午後は日差しが強かっただけにエイドステーションでは、吸水したスポンジなどで体を冷やす選手も目立ち、スタミナ源を届けたボランティアや、沿道で温かい声援を送る住民らが完走した選手の背中を押した。
完走率は男子が完走者1022人、85.8となり、女子も同142人、79.8%だった。スイムで計92人、バイク32人、ラン80人の途中棄権と1人の失格者がいた。
大会はきょう20日、JTAドーム宮古島で午後1時から上位入賞者会見、3時から表彰式およびふれあいパーティーが開催され、幕を閉じる。


