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命令に頼らない組織づくりを提示 浅野潔さんが新著 元米海軍大学教官が説く「自律型チーム」の技術、ビジネスに応用

 組織マネジメントやチームビルディングに変革を迫る一冊が刊行された。ハイパフォーマンス組織プロデューサーで「エンドステートナビゲーション」代表の浅野潔さんが執筆した「米国海軍大学元教官が教える 自律型チームのつくり方」(フォレスト出版)だ。4月9日の店頭販売以来、本土の書店やネット書店でも売れ行きが好調とのことで全国からも注目が集まっている。


 浅野さんは現在、宮古島市下地在住。元・海上自衛隊の幹部にして、米国海軍大学に外国人教官として招聘され、教鞭を執っていた経験を持つ軍事組織マネジメントのスペシャリスト。本書では「軍隊は絶対服従の上意下達組織」という既成概念を覆し、高度に複雑化した現代戦に対応するために生まれた最新の軍事組織マネジメントを、ビジネス現場に応用できる実践的技術として体系化している。
 浅野さんによると、新年度を迎えて新たな配置やメンバーの入れ替わりが進む中、「部下が指示待ちになってしまう」「新チームをどう育成すべきか」と試行錯誤するリーダーたちの悩みに応えるため、本書は書き上げられたという。
 浅野さんは「変化の激しい時代において、『指示待ち部下』がいる組織では対応できない。軍事だろうとビジネスだろうと、一人ひとりが自ら考え判断して動く『自律型チーム』が求められている」と指摘。上司が「理想の状態」や「目的(ミッション)」を明確に示し、具体的な「やり方」は部下の裁量に委ねるマネジメントへの転換を提唱する。
 本書では、進化した軍事組織の主流である「ミッション・コマンド(権限委任型指揮)」のノウハウをはじめ、航空業界の危機管理手法を発展させた独自の「GUIDES(ガイズ)モデル」、フォロワー側(部下)に求められる「意思決定力」、戦略と戦術の乖離を埋める「作戦発想力(作戦脳)」の4つの柱を軸に、精神論に留まらない「仕組みとしてチームを自走させる」具体的な設計図を分かりやすく解説している。
 また、本書内では、自律型組織の成功例として知られる「スターバックス」の人材育成と最新軍事組織マネジメントの意外な共通点があり、それについても紹介されている。元スターバックスコーヒージャパンCEOの岩田松雄氏からも「命令ではなく、目的(ミッション)で動く組織の本質がここにある」と強い推薦を受けている。
 浅野さんは「危機管理の要訣は、現場がいかに自律的に判断し動けるかに尽きる。迅速な初動が求められる防災や危機管理の現場においても、この『ミッション・コマンド』の概念は極めて有効な指針になる」と語り、組織運営に悩む経営者やリーダー層へ新しい視点として役立ててほしいと呼びかけている。
 また、4月には紀伊國屋書店道玄坂店および八重洲ブックセンターのビジネスランキングで1位を獲得したほか、新大阪駅中マルシェでも総合およびビジネスランキングで1位を記録するなど、各地で上位にランクインしている。四六判、280ページ。定価は単行本(ソフトカバー)1600円(税別)、電子書籍は税込1430円で販売中。Amazonページはコチラから。
 宮古島市内でも5月6日に一時営業終了し、6月1日からイオンタウン宮古西里店内で再開する「Booksきょうはん宮古店」でも販売される。

紀伊国屋道玄坂店=4月13日撮影(提供写真)


 

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