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宮古島地方に津波注意報、一時緊迫フィリピン近海でM8・2巨大地震、発令から8時間弱で全面解除

 8日午前8時38分ごろ、フィリピン付近を震源とするマグニチュード(M)8・2の巨大地震が発生した。これを受け気象庁は午前9時5分、宮古島・八重山地方を含む茨城県から沖縄県にかけての太平洋沿岸などの広い範囲に津波注意報を発表。宮古島市は市内沿岸部全域に避難情報を発令し、厳戒態勢を敷いた。津波注意報は同午後4時50分に解除され、市が発令していたすべての避難情報も同時に解除されたが、海のレジャーや作業などへの一時緊迫した対応に島内は騒然となった。

 気象庁によると、海外の地震で日本国内に津波注意報以上が発表されたのは、昨年7月にロシア・カムチャツカ半島付近で巨大地震が起きて以来。米地質調査所(USGS)の解析では、フィリピン南部ミンダナオ島沖を震源とする地震により、現地では少なくとも32人が死亡、300人以上が負傷する甚大な被害が出ている。震源に近いフィリピンのダバオでは50センチの津波を観測した。
 気象庁は午前10時半から緊急の記者会見を行い、震源が南に位置することから太平洋沿岸へ次第に波が押し寄せる予測を説明。「海外の地震では第一波ではなく、その後の波で高さが最大になることが多い」として警戒を呼び掛けた。宮古島地方への第1波到達予想時刻は午前11時とされていた。
 津波注意報を受け、高市早苗首相は直ちに官邸危機管理センターへ情報連絡室を設置。自らのX(旧ツイッター)を更新し「海の中にいる人は直ちに海から上がり、海岸から離れてください」と強い注意喚起を行った。総務省消防庁のまとめでは、沖縄県を含む10県で一時、計10万人超を対象に避難指示が出された。
 津波の観測値は東京都小笠原村の父島で20センチ、宮崎港で30センチなどを記録。太平洋側各地で微小な津波が確認された。
 発令から約8時間が経過した午後4時50分、気象庁は津波注意報を全面解除した。これを受け宮古島市も避難情報を全て解除した。同気象台などは、沿岸部では今後1日程度は海面変動が続く可能性が高いとして、解除後も海中での作業やレジャーの際には十分注意するよう求めている。

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