台風9号、10日昼過ぎにも暴風域へ 11日未明から最接近、最大瞬間70メートルの恐れ マエミー級の勢力に最大級の警戒呼び掛け
大型で非常に強い台風9号(バービー)は、気象庁の発表によると9日午前3時現在、フィリピンの東の海上にあり、時速20キロの速さで西北西へ進んでいる。気象台によると、台風は勢力を維持したまま北上を続け、10日から11日ごろにかけて非常に強い勢力で宮古島地方へ最接近する見込み。宮古島地方は10日朝から昼前にかけて暴風警報が発表され、同日昼過ぎから夕方には暴風域に入る確率が高まっている。気象台は、2003年に多大な被害をもたらした台風14号(マエミー)や、15年の台風15号および21号に匹敵・匹敵する危険な台風だとして、最大級の厳重な警戒と早めの台風対策を強く呼び掛けている。

同庁の9日午前3時現在の実況によると、台風の中心気圧は925ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は50メートル、最大瞬間風速は70メートル。予報では、10日夜から11日未明にかけて中心気圧935ヘクトパスカル、最大瞬間風速70メートルの非常に強い勢力を保ったまま宮古島地方のすぐ近くを通過するルートをとる。10日の最大瞬間風速は宮古島地方で45メートル、八重山地方で60メートルが予想され、11日にはさらに強まる見込み。住宅が倒壊する恐れもある猛烈な風が吹き荒れる恐れがある。
沿岸の海域ではうねりを伴い海が猛烈にしけ、宮古島地方では9日夜から大しけ、10日の波の高さは13メートルに達する予想。また、10日から11日にかけては警報級の大雨となる見込みで、10日昼から11日昼までの24時間降水量は宮古島地方で150ミリに達するほか、大気の状態が異常に発達することから非常に強い竜巻が頻発する恐れもある。気圧が極めて低いため、沿岸部での警報級の高潮による浸水や冠水にも十分な注意が必要となる。
沖縄気象台は、今回の台風9号について、最大瞬間風速71メートルを記録し車両の横転や建物崩落を招いた2015年8月の台風15号や、与那国島で最大瞬間風速81・1メートルを記録し電柱がなぎ倒されライフラインが長期間途絶した同年9月の台風21号と同規模の勢力だとして警鐘を鳴らしている。さらに、宮古島を直撃し最大瞬間風速74・1メートルを記録した2003年のマエミー級の甚大な被害が生じるリスクもはらんでいる。

風が強まる前の9日中の明るい時間帯までに、窓ガラスや雨戸の補強、屋外の飛散物の固定・格納を終えるほか、長期間の停電や断水を見据えた飲料水・生活用水の確保、食料品や懐中電灯といった非常用具の確認など、命を守るための万全の備えが強く求められている。
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