座喜味市長に事業を説明する大泊副部長(左から2人目) =市役所応接室

観光協会 持続可能なツアー調査

 宮古島観光協会(吉井良介会長)は1日、観光庁のサステナブルな観光コンテンツ強化モデル事業に採択されたことを市(座喜味一幸市長)に報告した。同協会では宮古馬や宮古上布などの地域資源の保全と継承に向けたツアー造成など観光での活用の可能性を調査していく。
 同事業は地域の魅力を深く味わい、その持続可能性に来訪者も貢献できるような工夫を織り込んだコンテンツ造成や環境整備などを支援する。外部有識者の指導を受けながら、優良なモデル事例の試行実証などを検討していく。
 吉井会長らが市役所を訪れ、同事業を担当する同協会青年部の大泊千尋副部長が説明した。観光の好循環型ロールモデルとなるツアー造成を行い、宮古島固有の地域資源の活用による保全・継承が目的。ツアー造成では環境・社会・経済「三方善し」の新しい観光の考え方の波及を目指す。来年1月までにガイドライン策定、情報発信、観光コンテンツの造成を行っていくという。
 座喜味市長は「『海がきれい』というだけでなく、自然をどう持続させ、地域の豊かさをつくっていくか。おもしろい事業だと思う」と期待を寄せた。

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