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市長就任後初のミャークヅツを訪れた嘉数市長 =19日、池間島・前里ムトゥ

嘉数市長が池間島「ミャークヅツ」訪問 伝統行事で島の発展願いウヤらと交流・祈願

 伝統の「ミャークヅツ」が繰り広げられる中、嘉数登市長は19日、池間島の各ムトゥ(元)を訪れ、祈願するとともにウヤや住民らと固く握手を交わして交流を深めた。池間島では「島の振興と発展に取り組んでいきたい」と意気込みを語った。18日には西原のミャークヅツも訪れた。

市民の安全安心を祈願する嘉数市長
ウヤらと交流を深める嘉数市長(右)


 午前8時ごろに池間島へ到着した嘉数市長は真謝(マジャ)、上げ桝(アゲマス)、前ヌ屋(マイヌヤ)、前里(マエザトヌ)の4つのムトゥを訪れた。
 前里ムトゥではウヤらの案内で拝礼した。あいさつでは、市長就任後初めてミャークヅツの会場を訪れたことに触れ、「市民の安全安心をお願いすることができた。これからも地域の皆さんに親しまれる島づくりを進めるとともに、特に池間島の振興と発展に向けた取り組みを皆さんと一緒に進めていきたい」と述べた。
 池間島のミャークヅツは、4つのムトゥの数え55歳以上の男性らが祈願などを行い、午後からは池間公民館前の水浜広場でクイチャーを奉納。子孫繁栄や五穀豊穣を願って歓声を響かせた。
 3日間の期間中、長年受け継がれてきた「長幼有序」の精神のもと島内だけでなく島外から出身者が集い、絆を確かめ合った。各ムトゥでは55歳を迎えた「1年生(新参入者)」から4年生(58歳)までのメンバーが中心となり、早朝4時ごろから準備を始め、神酒(古酒)の用意や「ウサイ」と呼ばれる酒のあてを配膳するなど、先輩たちをもてなす手厚い接待にあたった、
 沖縄本島の西原町在住で前里ムトゥの勝連秀吉さん(62)は「島のために協力したいと参加しており、ミャークヅツを続けていくことが島の発展につながる。先輩たちとも交流ができて素晴らしい時間を過ごせた。来年以降も参加していきたい」と話した。

ミャークヅツとは――池間島、伊良部佐良浜、西原の3地域に伝わる伝統的な豊年祭。同じルーツを持つとされる「池間民族」が五穀豊穣や大漁に感謝し、子孫繁栄を祈願する神聖な行事。かつて過酷な人頭税を完納した「節目」(ヅツ)を祝ったのが始まりとされ、初めて神事に参加する男性(新入生)や、特定の年齢を迎えて祭りを仕切る役職に就く男性(ミーウヤなど)が中心となって執り行う。黒スーツや白法被姿の男性陣が大地を踏み鳴らして踊る豪快な「クイチャー」や、泡盛に練乳を混ぜた「ミルク酒」を酌み交わす風習で知られる。

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