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関係者が見守るなか交通安全の意識啓発の車両パレードに出発した =9日、市役所

夏の交通安全運動宮古出発式 飲酒運転根絶、歩行者の安全確保など誓う 砂邊署長「人身事故408件、前年比増」

 2026年度夏の交通安全県民運動宮古地区出発式(市交通安全推進協議会主催)が9日、市役所2階大ホールで行われた。市、県、警察、地区交通安全協会、交通安全母の会、青少年育成市民会議などなどの関係団体から代表者らが多数参加。飲酒運転の根絶や二輪車の交通事故防止、歩行者優先等の安全運転意識の向上などに努めることを誓い合った。出発式終了後には車両パレードが出発し、住民らへ交通安全の意識啓発を展開した。
 同運動は11日から20日までの10日間にわたり実施される。スローガン「急ぐほど 狭まる視野と 増すリスク」を掲げ、広く県民に交通安全思想の普及・浸透を図り、交通ルールの順守と正しい交通マナーの実践を習慣付けるとともに、県民自身による道路交通環境の改善に向けた取り組みを推進することにより、交通事故防止の徹底を図ることを目的として展開する。
 出発式では、参加者が交通事故犠牲者に対する黙とうをささげた。主催者あいさつで同協議会長の嘉数登市長が「夏の行楽シーズンには国内外から多くの観光客が訪れる。一方で交通量増加に伴う事故発生のリスクも高まっており、先月には被害者が重傷を負う事故が発生している。こうした状況を踏まえ、地域一体となって交通安全意識を高め市民の命と暮らしを守るための取り組みを着実に進めていかなければならない」と述べた。
 また「推進協議会としても地域の皆さんとともに様々な運動を通して一人ひとりの交通安全意識を高めながら、さらなる安心・安全な交通環境の実現に取り組んでいきたい」と誓った。
 宮古島警察署の砂邊健仁署長は同署管内の本年人身事故について、6月末時点で408件発生し、前年同時期に比べ7件増加しており、特に今年に入り横断歩道を横断中の歩行者や自転車乗車中に重傷を負う事故が発生していることや悪質危険な飲酒運転は43人を検挙した実績を明かした。
 運動期間中には「関係団体、地域住民の皆さんと連携しながら街頭パトロール、広報啓発活動を行う。子どもや高齢者への交通安全教育のほかレンタカー事業者に対する交通安全指導なども、これまで以上に推進する。参加された皆さんには、それぞれの地域、職場、家庭で交通安全への取り組みをお願いしたい」と協力の輪を呼び掛けた。
 県宮古事務所の小渡悟所長は「これから夏休みを迎え、野外活動が活発化になる子どもたちや高齢者の安心安全を守るためにはドライバーがスピードを控え、交差点や横断歩道では確実に停止するなど歩行者優先の思いやりのある運転を実践することが重要。県としても関係機関と連携を図りながら安全意識の向上と交通事故防止に全力で取り組み、誰もが安心して暮らせる地域社会の実現を目指していきたい」と述べた。
 最後に宮古島地区交通安全協会の石原雄会長が、
 「酒を飲んだら運転しない」
 「二日酔いになるまで深酒はしない」
 「酔いつぶれて路上寝をしない」
 「うっかり、ぼんやり運転をしない」
 「交差点では必ず止まって安全確認をする」
 ―の5項目からなる交通安全宣言を力強く読み上げ、事故のない社会づくりへ決意を新たにした。

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