首里城完成祝い宮古から開幕 8月22日記念公演、記者会見でPR 伝統芸能で先人の想い見つめ直す
沖縄県文化協会が主催する「首里城正殿復興記念事業」の宮古公演(市文化協会主管)に関する記者会見が8日、市立図書館会議室で行われた。首里城火災から7年、再建事業が進んで今年11月にいよいよ首里城正殿が完成を迎える。これを祈念し、「地域文化の底力とひろがり」をテーマに県内7地域で記念公演が開催される。そのトップバッターを飾る宮古地域では、8月22日にマティダ市民劇場で「世や直れ」をテーマに伝統の歌や踊りが披露される。

会見で主催者あいさつに立った照喜名一事務局長は「火災から7年、ようやく今年の秋に完成する。11月22日に完成式典、23日から一般公開が行われる。県内外から注目を受けている中で完成を祝う。完成祝いの機運を高めるための7地域での公演は宮古からスタートする。多くの方に集まっていただきたい」と来場を呼び掛けた。
市文化協会の平良絹代会長は「首里城が焼け落ちる姿に衝撃を受け、いろんな事を考えたと思う。宮古と首里城の関係は多良間の八月踊り、下地のヨンシーに見られる文化的なつながりある一方、人頭税に苦しめられたという記憶も郷土芸能の中に色濃く残っている。その関係を今回、辿り直すことで先人たちの想いを見つめ直していきたい」と述べた。
同事業による記念公演は宮古を皮切りに、
▽那覇(9月13日、首里城公園首里杜館、テーマ「王朝禮楽の世界」)▽石垣(9月13日、石垣市民会館、テーマ「先島の誇る歌と踊り」)
▽南部(9月19日、シュガーホール、テーマ「お新下りー祈りのしま」)▽中部(9月23日、うるま市民芸術劇場響ホール、テーマ「育まれてきた伝統芸能」)
▽北部(10月3日、名護市民会館、テーマ「勇壮な木遣り唄―国頭サバクイの世界」)
▽久米島(10月18日、久米島町農村環境改善センター、テーマ「島の伝統文化」)
―の順で県内を巡回する。
宮古公演では、宮古民謡保存協会と宮古民謡協会による「とうがにあやぐ」をはじめ、與那城美和さんの「カニスマ」、「下地ヨンシー」、多良間村仲筋字会の八月踊り「福禄寿座踊り」、亀浜律子さんの「鏡原馬場のあやぐ」、「漲水ぬクイチャー」などが披露される。また、ロビーでは「近現代首里城100年ものがたり」などのパネル展も合わせて行われる。
宮古公演当日は午後2時半開場、午後3時開演。入場は無料だが、入場整理券が必要。整理券は今月28日から市文化協会事務所で配布される。(ひとり5枚まで)
問い合わせ先は市文化協会(火曜日~金曜日の午前9時~午後5時 79・5880)まで。




