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市議会9月定例会初日に事務ミスの報告があった =9日、市議会議場

繰越計算書で誤記 不祥事・ミス相次ぎ議会追及 市議会開会で

 宮古島市議会(平良和彦議長)9月定例会開会の9日、市当局は2025年度一般会計繰越明許費繰越計算書に誤記があったとして謝罪し訂正を行った。議会のたびに頻発する事務ミスや昨今相次ぐ職員の不祥事に対し、与野党議員からは体制の実効性、組織のゆるみや労働環境・チェック体制の実効性を問う追及が相次いだ。

 上地俊暢総務部長は、繰越額の財源内訳のうち沖縄振興公社投資交付金事業の県支出金(1497万6610円)を国庫支出金に、土地区画整理事業の国庫支出金(50万円)を県支出金へそれぞれ誤記したと説明。「繰越承認申請書に誤記があり、繰越明許費繰越計算書への取りまとめの際にも見落としがあった」と述べた。
 再発防止に向けては「承認申請書作成時および繰越明許費繰越計算書への取りまとめ際のチェック体制を強化していきたい」と確認体制の再強化を挙げた。

 質疑で国仲昌二氏は、過去の質疑で「二重・三重のチェック体制」を繰り返し答弁しながらも同じ過ちが続いている点を指摘した。「ミスが起きるたびに後追い的にマニュアルを作るのか。チェック体制が機能していないからミスが出るのではないか」と批判した、
 さらに再発防止策や6月議会で当局の「さらなる原因究明と防止策を講じる」との姿勢を信じて再発防止決議案が否決した経緯にも触れ、「議会の信頼を今回も裏切っている。不祥事も続いており、どう受け止めているのか」と見解を求めた。

 これに嘉数登市長は「市民や議会の信頼を裏切る事態であり心よりお詫び申し上げる。(事務ミスは)二重三重のチェック構造自体は構築したが過程での見落としがあった」と述べ、外部有識者の目を入れたチェック体制の構築やコンプライアンス大綱・方針の策定を進める考えを示した。

 下地信男氏は職員の勤務姿勢について質した。「勤務時間中に弁当を買いに行く職員が見受けられる。これは許されることではない」と非難した上で、「基本すら守られない組織のゆるみや意識の低さを見過ごしていないか。市長が一生懸命改革に向けてアイデアを出して、知恵を絞っても、受け手側の職員が緩んでいては全体として浸透していかない」と述べ、市長の考えを聞いた。
 嘉数市長は「勤務時間中は職務に専念する義務(職務専念義務)がある。全職員で意識共有を図り、継続的に改善に取り組んでいきたい」と述べた。

 下地茜氏が人手不足による負担集中とミスの関連性を質したのに対し、嘉数市長は「職員不足による事務ミスではない」と否定。「同じような人口規模を持つ他市町村と比較しても本市の職員数は見劣りしない。DXや生成AI等の技術活用を進め、人にしかできない部分へ適材配置を行っていく」と述べた。

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