台風9号、きょう午後から大荒れの見込み 主要3大橋が正午通行止め 11日未明最接近へ スーパーでは品薄、観光客足止めも
大型で非常に強い台風9号(バービー)は、気象庁の発表によると10日午前10時には沖縄の南の海上を北北西へ進んでいる。中心気圧は935ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は45メートル、最大瞬間風速は60メートル。宮古島地方には同日午前9時過ぎに暴風警報が発表された。台風は今後、勢力を保ったまま北上し、11日未明から明け方にかけて宮古島地方に最接近する見込み。これに伴い、伊良部大橋、池間大橋、来間大橋の主要3大橋が10日正午から全面通行止めとなるなど、市民生活への影響が本格化している。
宮古島地方は10日正午の3大橋通行止めに続き、午後3時から午後6時ごろには台風の暴風域に入り始める見込み。平均風速でも20~30メートルを超える猛烈な風が吹き荒れ、夜遅く(午後9時以降)には猛烈な雨も加わって屋外の行動が極めて危険な状態となる。

最接近時の11日未明には最大瞬間風速45~60メートル以上の突風が予想され、一部の住宅や電柱が倒壊する恐れもある。その一方で台風の進行速度が自転車並みに遅いため、荒天は11日夜まで丸1日以上長引く見通し。最大級の警戒を呼び掛けている。
暴風警報の発表を控え、市内では前日の9日から大型スーパーを中心に台風対策に伴う買い出しの市民らで混雑がみられた。食品売り場では、パンや惣菜、飲料水、卵、精肉などの棚がほぼ空になる品薄状態の店舗が相次いだ。
また10日午前中、城辺の友利博愛漁港では、時折激しい雨が打ち付けるなか、東屋から荒れる海の様子を見に訪れる観光客の姿もあった。名古屋から旅行で来島していた男性と女性は、搭乗予定だった航空便が欠航となり延泊を余儀なくされたという。「離島の台風を初めて経験した。波が壁のように見えて自然の威力を感じた」「波浪警報が出ている海の凄さに驚いた。色々なお店が閉まっており、島民の不便さを実感した。水の確保も大変だった」と戸惑いを口にしていた。なお、本紙記者の呼びかけに2人は東屋を後にした。

台風9号は11日に先島諸島へ直撃・最接近した後、北上して日本列島に停滞する梅雨前線を刺激する恐れもある。現在、日本の南側に張り出している太平洋高気圧の勢力の強弱によって台風の今後の進路が左右されるため、先島地方のみならず本土側の気象への影響も含め、引き続き今後の動静に注意が必要となる。




