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空自基地汚水「2カ月遅れ」の報告を批判、緊密な連携求める 市議会一般質問豊見山貴仁氏、離島3橋への防犯カメラ設置など質す

 宮古島市議会6月定例会は19日に一般質問を行い、豊見山貴仁氏が登壇。豊見山氏は、航空自衛隊宮古島分屯基地内でダイオキシン類や有機フッ素化合物(PFOS・PFOA)を含む汚水が見つかった事案を巡り、沖縄防衛局から市への初報が約2カ月遅れた対応を「今後の対応に不安を感じる」と厳しく批判。緊密な情報共有プロトコルの確立を求めた。また、5月に発覚した宮古空港駐車場での市職員による公金横領事件の再発防止策、地元企業の優先活用、離島3橋への防犯カメラ設置など、市民の安全や内部統制に関わる重要テーマで市当局と緊密な質疑を交わした。
 空自基地の汚水問題について、嘉数登市長は現地を確認した上で、構造物の顕著な劣化はなく「まとまった流出は確認されていない」として、現時点での危険性は低いとの認識を示した。しかし、防衛局の報告遅延に対して市側は「方針未確定でも早期報告が必要」と指摘。6月17日から汚染水の抜き取り作業が始まっており、市が現場確認を行っている。今後は地下水のモニタリング計画を早期に策定・公表するほか、結果がまとまり次第、市民説明会の開催を検討する方針を約束した。
 宮古空港の駐車場料金着服事案について、豊見山氏は現金管理業務の属人化や内部チェック体制の甘さを指摘。「不正を起こしたくても起こせない仕組みづくり」を強く迫った。市側は前例踏襲による検証不足や、交代制勤務に伴う相互監視体制の不備を認め、6月2日に特殊金庫を導入したほか、監視カメラの設置準備や人員増強を進めていると説明。市長は「組織管理上の責任は自身にもある」として、責任を明確化するとともに、内部統制の総点検を推進する姿勢を表明した。
 教育行政では、2026年度に拡充された「宮古島市検定料補助金交付事業」の効果検証について議論を交わした。市教育委員会によると25年度は小中学校合わせて延べ2685人が漢字検定や英語検定等を受験。これまでは受験者数のみを成果としていたが、今年度からは学校現場から合否結果を収集し、「合格率の推移」を新たな学力向上の成果指標として多角的に検証していく計画を明かした。
 地域の安全面では、来間大橋、池間大橋、伊良部大橋の離島3橋への防犯カメラ設置状況を追及。市側は生活・観光の要衝における不法投棄抑止や事故時の状況確認に有効であるとの認識を共有し、警察署と連携を深めながら2027年度からの設置に向けて具体的な検討を継続していると答弁した。
 一方、ドローンを活用した野そ(ネズミ)防除については、無人航空機で散布可能な殺鼠剤が国内で未承認のため、26年度中の実証事業実施は困難であるとの現状が示された。

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