上野フルーツパーク一部を「3D住宅」試行に分筆へ 市議会一般質問で根間康雄氏 相次ぐ野犬被害の捕獲強化も追及
宮古島市議会6月定例会は19日に一般質問を行い、根間康雄氏が登壇した。根間氏は、計画の遅れが指摘されている「上野トロピカルフルーツパーク」の利活用計画をはじめ、野良犬による家畜等の咬傷被害対策など多岐にわたる市政課題について市当局を質した。同パークについて市側は、敷地全体の約3%にあたる一部区間を「3Dプリンター住宅整備」の試行に活用するため、普通財産への用途変更と分筆手続きを進めていると答弁した。
上野トロピカルフルーツパークを巡り、市側は農業を中心に森と水が一体となる拠点施設としてのコンセプトを再確認。基本計画策定後の予算制約やトライアルサウンディングの不調を経て、今回の一部活用を決定したと説明した。全体の構想への影響は限定的としたが、根間氏は場所の変更経緯に懸念を示しつつ、「市民の憩いや観光、地元食材が一体となる大規模な農業公園として実現すべきだ」と強く要望した。
深刻化する野良犬問題では、根間氏が自身のヤギ5頭や近隣農園での計6頭、子ヤギ7頭、鶏約80羽が被害に遭った未届けを含む実態を報告し、人への危険性を強く懸念した。市側は市内で少なくとも5つの群れを把握しているとし、大型箱わなの設置やネットランチャーによる直接捕獲を進めていると言明。市民への早期通報を呼び掛け、追加手段の検討を約束した。
教育行政では、学校運営協議会(コミュニティ・スクール)の導入状況が2025年6月時点で13校区(68%)にとどまることから、根間氏が早期の100%化を要望。市側は今年度中の全19校区での導入完了を目指す方針を示した。また、個別支援計画の作成率は100%を達成していることなどが報告された。


