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不登校対策へ8月にPT設置、市長「あらゆる方策講じる」 市議会一般質問に狩俣勝紀氏

 宮古島市議会6月定例会は18日、一問一答方式による一般質問を行い、5番手に立った狩俣勝紀氏が多岐にわたる市政課題について市当局の姿勢を正した。近年顕著な増加傾向にある不登校児童生徒への対応に関し、市側は「重要課題として解消・縮小に向けあらゆる方策を講じる」と明言。今年8月に「不登校対策プロジェクトチーム(仮称)」を設置し、福祉的介入や心身の不安対応など組織横断的な施策強化に乗り出す方針を示した。
 教育分野で狩俣氏は、令和7(2025)年度の市内の不登校が小学校135人、中学校187人の計322人に上る現状を指摘。支援拡充に向けたスクールソーシャルワーカーの業務追加や学習支援員の増員(11人への拡大)を確認した。さらに、池間や狩俣など小規模校への校区外通学の選択肢を広げるため、スクールバス運行や通学補助を少人数から試行することを提案。市側は「現時点で新規導入の予定はない」としつつも、8月設置のプロジェクトチームで指定校変更基準の再検討や小規模特例校・特認校の検討を進めると答弁した。また、狩俣小学校の校庭遊具については、25年11月の地域懇談会でのPTA要望や今春の校長要望を受け、夏休み期間中に設置を完了させる方向で調整していることが明かされた。
 また、狩俣地域のほ場整備7地区で整備後、20年以上が経過し、未舗装区間が残存している課題を取り上げた。市側は実態調査を継続中とした上で、沖縄県と補助メニューの適用を協議していると説明。整備後30年以上が経過し、凹凸が激しい農道について、市側は早期の仮補修など当面の安全確保措置を検討する考えを示した。
 文化・観光資源の利活用を巡っては、東平安名崎での宮古馬の放牧を提案。市側は「名勝・文化財指定地であり、景観変化や天然記念物の植物群落への食害懸念から困難」との見解を示したが、狩俣氏は「現在は樹木繁茂で景観が悪化している。与那国馬の事例を参考に体験観光と景観維持の両立を図るべきだ」と主張。宮古馬の将来像として、観光資源としての活用強化を求めた。
 久松小学校前から部落内に向けた約250メートルの本管未接続区間で私設管が錯綜している問題を指摘し、早期の延伸を要望。水道部は「所有者との調整を前提に、予算を踏まえ必要に応じて対処する」とした。また、久松地域の漏水多発区間(約700メートル区間に20カ所以上の修理跡)については、24年度策定の耐震管路更新計画に基づき優先順位を付けて随時更新していく方針が示された。
 防災面で、主要ビーチや港湾・船舶における「津波フラッグ」の導入状況を質された市側は視覚的周知の有効性を認め、主要ビーチへの早期設置に向け関係機関と運用方法を検討しているとの考えを答弁した。
 このほか、重点プロジェクトである「人材確保支援型住宅(エッセンシャルワーカー向け住宅)」の建設予定地が、当初から「上野トロピカルフルーツパーク」の一部(約2900平方メートル)に変更された経緯を質した。市側は、26年度当初予算要求時の調査に比べ、伐採後の詳細調査で高低差が想定以上だったことや、同2月にアスベスト検出に伴う費用増・工程遅延が発生し、入居開始目標が2028年4月に後ろ倒しになる見込みであると説明。狩俣氏は、初動調査の精度向上による事業の変更最小化を徹底するよう注文を付けた。

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