鏡原小体育館の景観審議 切妻屋根で環境調和 市、公式競技対応の高さ確保
宮古島市景観審議会(会長・嘉数登市長)の令和7(2025)年度第4回会合が26日、市役所庁議室で開かれた。委員らは鏡原小学校屋内運動場の改築工事計画について審議。公式競技が開催可能なアリーナの高さ確保や、周囲の集落景観に配慮した切妻屋根の採用、反射を抑えた屋根色彩の選定など、意匠と機能性の両立について意見を交わした。
改築される屋内運動場のアリーナは、バレーボールの公式競技規則に準拠した試合が開催できるよう、有効高さ12.5メートル以上を確保する計画。屋根形状は、ドーム型や寄棟に比べ施工性に優れ、コストを抑えられる切妻屋根を採用する。
景観への配慮として、緑地率は73.84%、緑視率は87.87%(特定壁面を除く)を確保。外壁は宮古島の気候や耐久性を考慮し、RC造のコンクリート打ち放し補修に吹き付けタイル仕上げとする。また、アドバイザー意見を踏まえ、屋根の色については周辺への反射を抑えるため、白色系やシルバーを避けた色彩を採用する方針。
冒頭、嘉数市長は「自然環境との調和に配慮しながら、未来に誇れる風景を次世代に引き継いでいきたい。宮古島の未来につながる有意義な場にしてほしい」とあいさつした。
同審議会は、専門家や関係団体の意見を市政に反映させ、公正で透明性の高い行政運営を行うことが目的。市は今回の審議内容を踏まえ、地域の気候風土に即した教育施設の整備を進めていく。


