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中嶋代表(左から2人目)らの招聘を受けた三越伊勢丹の白石さん(右から3人目)、内山さん(同5人目)が説明を受けた =平良松原

県外、海外向け売り込み 宮古島離島輸出促進協 バイヤーらに商品説明 三越伊勢丹浦和店で販売

 宮古島離島輸出促進協議会SABANI(中嶋哲也会長)は宮古島の商品を国内外へ広くPRするために、三越伊勢丹バイヤーら2人を招聘した。11日は「いもとや加工所」、「トリコファーム宮古島」で商品を説明し、12日は「8ファーム宮古島」、「島唐食品」で説明する。同協議会は昨年12月に農林水産物や食品輸出の促進に向け、営業活動などを共同で行うことを目的に設立した。8月には埼玉県の浦和店地下の食料品売場で初めて販売することが決まっており、それに向けて中嶋会長は「宮古島の風土を感じながら商品を見ていただきたい」と話した。
 来島したのは三越伊勢丹第1MDグループMD部拠点ネットワークマネージャーの白石純一郎さん、同伊勢丹浦和店バイヤーの内山修平さん。
 平良松原のいもともや食品加工所では、上里正子代表が紅芋餅や味噌など商品を説明した。内山さんは浦和店の販売企画などを説明し、「百貨店物産展とは違う販売方法で品ぞろえの変化が必要。(紅芋餅など商品には)お客さんの喜ぶ姿が浮かぶ」と話した。
 商品の印象については「地元の素材を使って地元の人が地元向けに作っていることがとてもいい。今後展開していくにあたり物流などクリアしなければいけない課題があるが、品質面の表示もしっかりしている」と評価した。
 白石さんは、シンガポールやマレーシアなど海外で扱う場合に「素材の芋、餅が人気。瞬間冷凍もされているので作ったそのものの味がいただけるので可能性がある」と話した。個人ではなくグループ連合として販売することには「いろんな選択肢で商品を広めることができる」と語った。
 上野のトリコファーム宮古島では国吉翔平代表が対応した。農業生産を主に行っており、マンゴーやサツマイモ、島ラッキョウを生産販売している。 
 三越伊勢丹のバイヤーらが来るのは初めてということで「宮古島の魅力、価値のあるマンゴーなど商品を見てほしい。加工の準備もしており、商品化をしっかりして進めていきたい」と話した。
 中嶋代表の島唐食品は唐揚げ専門店で「からあげグランプリR」で金賞を連続受賞した。同協議会SABANIの組織立ち上げには中心的存在として関わり、8月の三越伊勢丹浦和店の販売、今回のバイヤーーらの商品説明を実現させた。

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