市政発展へ善意の寄付 明治安田生命が市長に贈呈 包括協定受け連携深化
明治安田生命保険相互会社沖縄支社の八矢一城支社長らが10月30日、市役所を訪れ、市政発展や地域振興に役立ててもらいたいと嘉数登市長に寄付金を贈った。今回の寄付は同社が全国で展開する地域貢献活動「地元の元気プロジェクト」の一環である「私の地元応援募金」によるもので、宮古島市に思い入れのある同社従業員から集まった善意が届けられた。
両者は今年7月に包括連携協定を締結しており、今回の寄付は協定に基づく具体的な地域連携の第一歩となる。
目録を受け取った嘉数市長は「協定締結から間もない中、宮古島に思いを寄せて集めてくれた従業員の皆さんの温かい善意に心から感謝したい。いただいた寄付金は市の発展のために大切に活用させていただく」と謝意を述べた。
懇談では、今後のさらなる連携に向けた提案があり、健康増進活動と併せて行っている「行政サービス案内」の取り組みが紹介された。これは営業活動等の機会を活用し、市民に向けて健康測定会や市の行政施策・サービスに関する認知度アンケートを実施した上で、その集計データを半年ごとに自治体へフィードバックするもの。提示された他市町村の先行事例では広報誌や公式ホームページの閲覧頻度について、年代によって顕著な差(65歳以上の閲覧率の高さなど)が見られるデータが示された。
これに対し、嘉数市長は「市でも広報誌やウェブで発信しているが、必要な情報がどの年代にどう届いているかを把握するのは重要な課題。宮古島市は高齢化が進んでいる地域でもあり、高齢者の具体的なニーズや情報入手経路などを客観的な数値として把握できるのは非常にありがたい」と述べ、調整課を通じて具体的な調査項目の検討を進める意向を示した。
スポーツを通じた地域活性化についても意見が交わされた。Jリーグのタイトルパートナーを務める同社は、県内でも「FC琉球応援プロジェクト」を推進しており、来年度には宮古島市内でU-9(9歳以下)のサッカー大会開催を計画していることを明かした。
嘉数市長は「宮古島は高校サッカーの全国大会出場経験があり、小中学生や女子チームを含め非常にサッカー熱が高い地域。ぜひ大会やサッカー教室などを通じて子どもたちを応援してほしい」と期待を寄せた
さらに同社側からは、市内の伝統的な祭りやイベントへの継続的な協賛および支援に向け、宮古島商工会議所などの地元経済団体との連携構築についても相談もあり、市側も橋渡しに協力的な姿勢を見せるなど、官民連携の深化へ向けた前向きな協議が交わされた。



