• HOME
  • 記事
  • 議会
  • 322人の不登校児童生徒対策へプロジェクトチーム発足 狩俣勝紀氏一般質問 害虫防除の補正予算も提案
不登校児童生徒対策などを質問する狩俣氏 =30日、市議会議場

322人の不登校児童生徒対策へプロジェクトチーム発足 狩俣勝紀氏一般質問 害虫防除の補正予算も提案

 開会中の宮古島市議会9月定例会一般質問に30日、狩俣勝紀氏が登壇し、台風災害復旧および安全対策、海業センター運営事業、不登校児童生徒対策、道路植栽帯樹木外来種の防除計画などについて当局の考えを質した。不登校児童生徒対策の質疑では、2025年度は小学校135人、中学校187人の計322人が不登校である現状が浮き彫りとなり、市側は最重要課題として市長部局と連携した「不登校対策プロジェクトチーム」を今月発足させたことを報告。狩俣氏は地域や小規模校の特性を生かした柔軟な支援体制の構築を強く求めた。
 不登校対策について答弁した宮城克典教育長は同問題を最重要課題と位置付け、9月7日に市長部局とも連携した「不登校対策プロジェクトチーム」を立ち上げたと説明した。
 狩俣氏は、居住地に基づく通学指定校の変更(校区外通学)によって環境を変えることで改善が見込まれる場合の対応についても言及。宮城教育長は「学校を変更する場合には運用基準に基づいて判断している。その判断の一つに不登校の状態が転校により改善が見込まれる場合において校区外を選択し通学することを許可する旨の基準がある。許可にあたっては新しい環境の学校に行きたいという児童生徒の意識や通わせたいという保護者の意向などを踏まえて判断している」と答弁した。
 これに対し狩俣氏は「狩俣や池間など少子化が進む地域の小規模校は、子どもたちを育てる素晴らしい環境と過去の実績がある」と主張。地域や学校側も受け入れに前向きであると強調し、「不登校対策のモデルケース」として小規模校の強みとして、恵まれた環境を早期かつ積極的に活用するよう要望した。
 この提案に宮城教育長は「豊かな体験学習や地域行事への参加、少人数で学習し合うなどの小規模校ならではの特色ある学校の取り組みは、それに参加したことで不登校児童の登校へのきっかけづくりにつながるかもしれない」と関心を示した。

 道路の街路樹で発生している害虫「アカギヒメヨコバイ」の被害については、下地睦子建設部長が「被害が県内で拡大し、本市でも7月に確認された。街路樹の葉の変色、落葉で景観を著しく悪化させ、排泄物が道路や車両等に付着し赤く染まるなどの状況が見られ、市民生活に影響を与えている状況」と報告。「特に被害が顕著な高校東線、三和自動車学校の交差点から馬場団地横の信号手前までの間の街路樹では早急の防除対策が必要な状況で対策費用を今議会に補正予算として提案している」と答弁した。
 防除の実施については「発生ピーク前となる11月ごろの実施を予定しており、薬剤飛散が少なく効果が持続する樹幹注入型薬剤の使用と被害の大きい枝の剪定を合わせて実施し、被害軽減を図っていきたい」と述べた。
 このほか前浜の浸食対策や旧伊良部庁舎敷地内の建立碑移設、台風災害復旧及び安全対策では大神島護岸災害復旧工事、島尻北海岸遊歩道災害復旧なども質問した。

関連記事一覧