空自基地の地中構造物は底面不在の可能性視野に内部作業中断 外側掘削で全体構造の確認優先
宮古島市の梶原健次環境衛生局長は1日、航空自衛隊宮古島分屯基地敷地内で見つかった地中構造物の汚染水などの回収・搬出・処分の作業、今後の見通しに関する第4報を発表した。構造物内に残されていた汚泥の回収作業中、想定以上に多くの砂利(礫)が確認されたことから構造物の「底面」が存在しない可能性を視野に入れ、内部での汚泥回収作業を一時中断した。今後は構造物の外側を掘り進め、底の有無など全体構造の確認を優先で進めている状況を説明した。
8月28日現在の進ちょく状況は、汚染水は1立方メートルコンテナ6個分が全量撤去され、県外へ搬出・処理が完了している。底部に固着していた汚泥はドラム缶(0・2立方メートル)換算で計279缶分を回収済み。そのうち232缶分が県外搬出を終えており、残る64缶分も処分に向けた手続きが進められているという。
作業は構造物の底がなく開放状態になっている可能性も否定できないことから汚泥撤去作業を8月17日から停止し、同日から構造物の全容解明に向けた外部の掘削作業に着手した。
発見から現在まで内部水位の低下や水の吸い込み現象は確認されておらず、「構造物の水(汚染水を含む)が外部に流出してないと考える」との見解を示した。
現在は構造物の外側を深さ2メートルまで掘り下げ地下構造の解明を図っている。しかし台風や大雨の影響で作業の中断が相次いでおり、作業完了までの具体的な見通しは立っていない。
今後について市は、底面が存在する場合は従来通り水で溶かしながら回収し、底面がない場合は乾燥状態で作業を行うなど柔軟に対応する考えだ。



