ヤギ咬傷など野良犬被害深刻 捕獲強化と餌やり禁止喚起 市、注意呼び掛け
梶原健次環境衛生局長は5日の部局長発表で3月以降、で、今年3月以降に市内で多発している野良犬によるヤギの咬傷被害を受け、県宮古保健所や関係団体と連携した捕獲対策を強力に推進する方針を示した。併せて、市民に向けては野良犬を見かけたら近づかず通報することや餌やりをしない、市内各所に設置してある箱罠(わな)には触れないよう協力を呼び掛けた。
市によると、今年4月から10月5日までの野良犬捕獲数は成犬14頭、仔犬55頭の計69頭に上る。一方、3月から9月までに野良犬に襲われて咬傷被害に遭ったヤギは32頭に達しているという。
梶原局長は「野良犬を捕獲しているが依然として多くの野良犬が徘徊(はいかい)していると見られ、新たな家畜被害のほか人的被害が発生する恐れがある。引き続き野良犬の捕獲に努めていきたい」と話した。
野良犬の通報では「捕獲に努めるとともに必要に応じて学校などへの注意情報を流す。通報は行動範囲や行動パターン、群れの規模などの把握にも役立つ。背中を見せて逃げると追いかけてくる恐れがある」と注意喚起した。
宮古島市飼い犬取締条例の順守を訴え、「野良犬の遺棄、放し飼い、リードなしの散歩は絶対にしない。それらが犬の野良犬につながり、避妊・去勢していない場合、野良犬を増やす原因になる」として注意を呼び掛けた。
また、野良犬への餌やりは生存や繁殖の機会を助長するため絶対に行わないよう要請した。
質疑では捕獲した野良犬の殺処分について問われた。市では、現時点で行われておらず、譲渡先の開拓や本島への移送を実施しているが、捕獲数が多いため繁殖を抑える市民の協力・対策が不可欠であることが強調された。
市内で確認された生息域は、狩俣、西辺~添道~福山、下地、城辺(砂川)などの広い範囲。群れや捕獲が確認されたことの報告もあった。



