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伝統クイチャーを披露する荷川取クイチャー保存会 =1日、JTAドーム宮古島

島揺るがす足踏みと熱気 第25回クイチャーフェス 500人が伝統・創作披露

 宮古島を代表する伝統芸能の祭典「第25回クイチャーフェスティバル」(同実行委員会主催)が1日、JTAドーム宮古島で盛大に開催された。節目となる今回は「くいがどぅ宮古くいだら宮古」を合言葉に、島内各地の保存会や創作団体など総勢約500人の出演者が集結。祖先から受け継がれてきた伝統のクイチャーやエネルギッシュな創作演舞を披露し、会場は詰めかけた観客の熱気と大きな歓声に包まれた。 

クイチャーを楽しむ観客ら

 クイチャーは、宮古諸島に伝わる国指定重要無形民俗文化財の集団円陣舞踊。「クイ(声)」を「チャー(合わす)」が由来とされ、祈願などのほか、日々の労働や生活の喜び・苦しみを歌い踊る神事・娯楽として、各集落(字)の歴史と結びついた伝統芸能。男女が輪をつくり、楽器を使わず声を合わせ、大地を踏みしめて跳ねるように踊る。

 開会では大会長の嘉数登市長がフェスティバル開催を喜び、「クイチャーは宮古島の先人たちが干ばつなどの厳しい自然環境のなかで五穀豊穣を願い、踊りつないできた大切な伝統文化。宮古島の歴史とともに育まれ国の選択無形民俗文化財にも指定されている」と紹介した上で「フェスティバルはクイチャーを未来へ継承し、老若男女が楽しめる場を創出するため、『大切なものは身近なところにある』『温故知新』の理念のもと開催を重ね、25回目を迎えることができた。会場一体で踊り、歌を楽しみ、豊かな文化と喜びを堪能してほしい」とあいさつした。
 ステージは比嘉民俗芸能保存会による勇壮な比嘉の獅子舞で幕開け。伝統クイチャーの初めに登場した「うるかクイチャー愛好会」は約250年の歴史を誇り、大阪万博でも披露された伝統美を堂々と表現した。2019年に再始動して以降、世代交代を進めながら磨き上げた力強い足踏みと歌声を会場に響かせた。
 このほか荷川取、うるか、福里、漲水、新城、友利、野崎、下地、比嘉、宮国の愛好会や保存会も伝統クイチャーを披露し、伝統芸能では川満棒踊り保存会、比嘉獅子舞も迫真の演舞を繰り広げた。
 創作クイチャーではチアダンスチームSPEIRA宮古島、鏡原小学校5年生、みく保育園、宮古島警察署、西川壱瑚日舞教室などの個性豊かな演舞も観客を魅了。歌(あぁぐ)は川元真依さん(とうがにあやぐ優勝者)、岩田友里奈さん(なりやまあやぐ優勝者)が披露した。
 スペシャルゲストでステージに上がったシンガーソングライターの宮沢和史さん、シンガーの大城クラウディアさん、鈴華ゆう子さんと神永大輔さん(尺八)、宮古島創作芸能団TEAMZEROが出演し、ステージを華やかに盛り上げた。最後は観客も一緒に「漲水ぬクイチャー」の輪を広げた。

スペシャルゲストの鈴華ゆうこさん、神永大輔さん

先人から受継ぎ、次世代へ継承 観客ら魅了

笑顔で踊る漲水クイチャー保存会
力強く伝統クイチャーを披露するうるかクイチャー保存会
三線の演奏で披露する野崎クイチャー保存会
創作クイチャーを披露する西川壱瑚日舞教室
みく保育園の園児らも元気に披露した
宮古島警察署員らも披露した
華やかに披露したチアダンスチームSPEIRA宮古島

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