職員の相次ぐ不祥事に強い危機感を示した嘉数市長
=1日、市役所
相次ぐ職員不祥事「危機的状況」 再発防止、綱紀粛正へ徹底検証・指示 市長会見
宮古島市で空港駐車料金の公金横領や公共工事を巡る贈収賄事件をはじめ、台風災害対応の勤務中の飲酒、酒に酔った職員が高校生らに暴力を振るうなど不祥事が相次いでいることに対し、嘉数登市長は1日の定例記者会見で「危機的状況である」と強い危機感を示した。再発防止に向けては従来の部課長など組織の階層を通じた注意喚起にとどまらず、全職員に直接響くような実効性のあるアプローチの必要性を強調した。
市職員が酒に酔って高校生や止めに入った市民に殴りかけた事案は、市内コンビニエンスストア駐車場で発生。
嘉数市長は「市民に対する暴力行為はいかなる事情があっても許されるものではなく、会話で解決すべき話だった」と強く非難した。こうした一部の職員による不適切な行動が重なることで役所や職員全体に対する市民からの信頼が失われていくことに強い懸念を示し、「一度損なわれた市民からの信頼を回復させるのは並大抵のことではない」と話した。
今後の処分については、公平性や均衡を保ちつつも(台風災害対応の勤務中に飲酒など)同様の事案が繰り返されている点を重く受け止め、厳正な対応を検討していく方針を示した。
さらに上滑り・形骸化した研修で終わらせないためにも、「なぜ不祥事が繰り返されるのか」という事案の背景や発生原因を市自身で徹底的に検証・分析することが不可欠であると説明。その上で実効性のある再発防止策を講じ、全庁を挙げた綱紀粛正に取り組んでいく姿勢を見せた。



