新型コロナ 宮古島市2日間で17人

【那覇支局】県は21日、宮古島市で新たに3人の新型コロナウイルス感染が確認されたと発表した。20日は14人、2日間で17人。9日連続で前週の同じ曜日を下回った。累計は3517人。県内では新たに315人の感染が確認された。20日は527人、2日間で842人。累計9万5265人。24日連続で1000人を下回った。

 21日の市内患者は10代2人と20代1人の男女。前週の5人と比べると2人減少した。推定感染経路は2人が明らかになっていない。職業別では中学生2人が最多で、サービス業が1人となっている。1週間当たりの人口10万人当たりでは126・32人。
 市の入院中15人は宮古病院12人(中等症4人、軽症8人)、民間病院3人(軽症3人)。宮古地区の確保病床は68床。宿泊施設療養中15人、自宅療養中46人、入院調整中51人となっている。
 21日の県内患者は10歳未満から90代の男女。年代別では10歳未満が最多。県基準で重症者は2人。
 県の糸数公医療技監は20日まで県に適用されていたまん延防止等重点措置を振り返り、「昨年は年末年始の宴会によって若者を中心に感染が拡大したため、成人の日の3連休を前に措置を適用した。また、新しい感染者の増加が懸念されたため、延長した。1月の爆発的な感染には効果があったと思う。措置を長く続ける効果や飲食に関係ない感染が広がったことから今回の解除になった」と話した。
 全国と比較可能な前日時点の直近1週間当たり新規感染者数285.70と全国19位。21日時点の県全体のワクチン接種率は11.9%。うち、高齢者は36.9%となっている。
 当日までの直近1週間の人口10万人当たり新規感染者数287.65人は県の警戒レベル判断指標ではレベル4(非常事態)。病床使用率(42.8%)、重症者用病床使用率(25.0%)もレベル2。

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