国民文化祭の大会旗を渡された座喜味市長 =市役所1階ロビー

今秋開催 おきなわ文化祭PR

今年10月22日~11月27日に開催される「美ら島おきなわ文化祭2022」(主催・県など)の大会旗リレーセレモニーが14日、市役所で行われた。文化祭の周知や開催気運の醸成を目的に県内41市町村を巡回して国民文化祭大会旗を展示する。セレモニーでは同文化祭特別広報大使の「花笠マハエちゃん」から座喜味一幸市長に大会旗が手渡された。同文化祭の期間中、宮古島市では関連行事「詩(ことば)の祭典」や市民総合文化祭が行われる。

 大会旗は昨年11月21日に閉幕した「紀の国わかやま文化祭」の和歌山県から沖縄県に引き継がれた。大会旗リレーは昨年12月6日から始まり、宮古島市は10番目。21日には多良間村でも行われ、10月初旬までに41市町村を巡回する予定。セレモニーは午後1時半から行われ、市のイメージキャラクター「みーや」や広報キャラバン隊の大兼のぞみさんも参加して文化祭の開催をPRした。大会旗は18日まで市役所ロビーに展示される。
 県実行委員会の山川優事務局次長が「コロナ禍は予断を許さない状況にあるが、沖縄大会では宮古島市をはじめ県内各地域の個性豊かで多様な文化を全国に発信していきたい。約50年に1度回ってくる大きな文化祭で、特に子どもたちが宮古島市の素晴らしい歴史文化を知って、考える機会になれば大変嬉しい」とあいさつした。
 座喜味市長は「国民文化祭では各開催地の特色を活かした取り組みが展開されており、宮古の文化の魅力を発信する絶好の機会として楽しみにしている。宮古では『詩(ことば)の祭典』と題して全国各地から詩の作品を募集する他、市民総合文化祭児童・生徒の部の開催を予定しており、多くの市民に足を運んでもらいたい」と述べた。
 「美ら島おきなわ文化祭」は沖縄初開催となる第37回国民文化祭、2回目の第22回全国障害者芸術・文化祭の統一名称で、復帰50周年記念事業として「文化芸術の花・咲(さ)いわたり」をテーマに行われる。「詩(ことば)の祭典」は日本詩人クラブや日本現代詩人会と連携し、全国から「海」をテーマにした詩の作品を募集する。

関連記事一覧