新型コロナ 1日1桁13日ぶり

【那覇支局】県は14日、宮古島市で新たに5人の新型コロナウイルス感染が確認されたと発表した。2日連続で前週の同じ曜日を下回った。13日は6人で1桁の感染者数は1月31日以来、13日ぶり。2日間で11人となった。累計は3448人。県内では新たに286人の感染が確認された。累計9万993人。17日連続で1000人を下回った。13日は549人。2日間で合わせて835人。県は同日、新たに3人の死亡と「第5波」の4例のクラスター(感染者集団)が確認されたと発表した。累計死者数は421人。クラスターの累計は487例。

 14日の市内患者は10歳代から80代までの男女。前週の10人と比べると5人下回った。年齢別では80代の2人が最多で10代、30代、60代が各1人。推定感染経路は全員が県内感染者との接触があった。職業別では無職4人、小学生1人。1週間当たりの人口10万人当たりでは256.29人。
 市の入院中22人は宮古病院17人(中等症12人、軽症5人)、民間病院5人(軽症5人)。宮古地区の確保病床は70床。宿泊施設療養中16人、自宅療養中109人、入院調整中51人となっている。
 14日の県内患者は10歳未満から90歳以上の男女。前週の316人と比べ9.5%減少した。年代別では30代が最多。県基準で重症者は5人。新たに死亡が確認されたのは糸満市の70代女性、豊見城市の80代女性、那覇市の80代の女性。クラスターは「第5波」の昨年9月に家庭内で4例発生し、合わせて23人が集団感染した。
 県の糸数公医療技監は「新規感染者は10歳未満の子どもや高齢者、障がい者施設内での感染が多く、減少幅が小さくなっている。若者の会食による感染ではなくなってきている」と話した。
 全国と比較可能な前日時点の直近1週間の人口10万人当たり新規感染者数263.75人は全国21位。
 当日までの直近1週間の人口10万人当たり新規感染者数261.73人は県の警戒レベル判断指標ではレベル4(非常事態)。病床使用率(51.5%)はレベル3(感染まん延期)の50%を超え、重症者用病床使用率(28.4%)はレベル2。

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