「汗をかく」福岡県議会の金銭授受問題に批判殺到 今後は全国に広がる可能性も
福岡県議会における金銭授受問題が拡大している。「汗をかく気があるんだろう」といった隠語の使用も発覚。県知事の海外出張問題もあわせて、SNSには批判が殺到している。
発端となったのは、2020年に県議会議長を務めた元自民で無所属の吉松源昭県議と、副議長を務めた自民の江藤秀之県議による告発だ。吉松氏は7日に行った会見で「弱みにつけ込んだカツアゲ」などとコメント。また、2020年6月の議長就任の際に、自民党県議団幹部に計2000万円以上支払ったことも明かした。
さらに、自民党県議団内では「汗をかく」という隠語が使われているとも語った。「汗をかく」とは、若手が先輩の飲食代やゴルフ代を負担するという意味だ。その後も金銭授受に関する証言は続き、15日には5人目となる別会派の元副議長が「就任前に500万円を手渡した」などと自民党県議団幹部らに現金を渡したと語った。
証言が続く中、「県議会のドン」とされている蔵内勇夫現議長や中尾正幸現副議長は金銭授受を否定。5人の証言と幹部らの主張が真っ向から対立する形となっている。音声データといった証拠も出てきていることもあり、SNSには「福岡県民として絶対に許せない」「むしずが走る」など批判が殺到している。
今回の金銭授受問題では、自民の麻生太郎氏の名前も報じられている。麻生氏は蔵内氏と勢力争いを繰り広げてきており、福岡で大きな影響力を持っているが、金銭授受に関わったという事実はない。
福岡では、服部誠太郎県知事らの海外出張も問題視されている。県は14日、2021年度以降に行った海外訪問に関し、県議の同行や費用などを公表。訪問件数は23件で、経費の総額は約3億3700万円とのことだ。
SNSには「県民の税金を着服した犯罪行為」「無駄な海外旅行」などと厳しい声が殺到。何の役に立つのか不明確な用途に税金がつぎ込まれていることから、納得していない県民は多いようだ。
腐敗しきった県議会に、あきれる県民は多い。今後ほかの自治体にも“飛び火”する可能性がある。国民からの目はますます厳しくなっていくだろう。






