最新機器で介護の負担軽減 第2回福祉機器展 体験通じ自立支援探る
「第2回福祉機器展」が10月31日と11月1日の2日間、市役所1階ロビーで行われた。県内外の福祉用具メーカーなど27社が出展し、展示や体験、シニアカー試乗会などを実施。会場には介護従事者など多くの市民らが訪れ関心のある機器を見て、触れて、使いやすさなどを体験した。

同展は介護現場の負担軽減や業務効率化、在宅介護における効果的な福祉用具の利用促進を図ることを目的に開催。会場には福祉機器や介護予防・リハビリテーション、緊急通報・防災関連、福祉車両・シニアカーなどが幅広く並び、各社の担当者らが来場者に機器の使い方などを説明した。
理学療法士協会のブースでは病気やケガの直後に行う病院での訓練にとどまらず、退院後の「生活期」においていかに自立した暮らしを再建、継続していくか。その重要性と支援のあり方を広く伝えた。
担当者は「リハビリテーションといえば入院中に専門職から受けるものという印象が強いが、退院後には専門職が直接関わる機会は大幅に減る。手を貸すことだけで治るわけではなく、自ら日常の活動量を増やしていくことが生活期リハビリの主軸になる。家事の継続や地域の体操教室への参加など日々の暮らしの中で体を動かし続ける意識が回復と維持の鍵を握る」と語った。
寝たきりの状態にある人や介助者の負担を軽減する福祉用具の実演も行われた。ベッド上で体の位置を滑らかに移動させる「スライディングシート」や寝ている人の背中に差し込んで圧迫を取り除く「スライディンググローブ」を紹介。摩擦を減らして体位変換をスムーズにし、床ずれを防ぐ介助のコツを丁寧に伝えた。
会場ではセミナーも同時開催され、「介護現場の生産性向上、何から始める?~『導入』と『活用』は大違い!効果が続く5つのステップ~」「『重い』から『想い』へ、そして『当たり前』へ~持ち上げないケアのこれまでとこれから~」といった実践的なテーマで講話が行われた。



