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伝統芸能「宮国のクイチャー」を披露する宮国民俗芸能保存会 =3日、宮古島市上野体育館

上野博愛まつり盛大に 伝統芸能や多彩な催しに歓声 受け継ぐ「博愛の心」未来へ 親子ら地域住民楽しむ

 「第16回上野博愛まつり」(上野地域づくり協議会主催)が3日、宮古島市上野体育館で行われた。会場には多くの家族連れや住民らが詰めかけ、伝統芸能の「宮国のクイチャー」をはじめ民謡ショーやフラダンスの演舞などを堪能した。併せて「博愛の日」作文・図画ポスター・標語作品入賞者表彰もあり、120点の作品の中から選ばれた児童生徒に賞状が贈られた。

「博愛の日」図画・ポスター入賞作品は会場に展示された

 午後3時から始まった会場では、主催者を代表してあいさつした宮國和幸会長が「美しい博愛の心を基調に地域活動と市民および来場者の交流の促進を図り、地域の活性化と発展を目的として上野博愛まつりを開催する。本日はさまざまな催しや交流の場を用意してある。最後まで楽しみ心に残る一日としていただきたい」と呼びかけた。
 来賓として出席した嘉数登市長は「上野地域はお互いを支え合い、人とのつながりを大切にしてきた。普段何気なく暮らしている地域であってもまつりを通して地域の方々と語り合い触れ合うことで、これまで気づかなかった地域の魅力、受け継がれてきた思いを改めて再発見することができる。地域の歴史や文化、そこで暮らす人々の活動に関心を持つことは地域を大切に思う心を育み次の世代へ地域の魅力をつなぐ大きな力になる」と述べた。
 また宮城克典教育長は、1873年に上野の宮国沖で発生したドイツ商船ロベルトソン号の救助劇を引き合いに出し、住民が命懸けで乗組員を救った博愛の歴史に言及。「相手を思いやる心、困っている人に手を差し伸べる心、勇気を持って行動する心をこれからも大切にし、次の世代につないでいってくれることを期待している」と語った。

元気に踊りを披露する上野こども園の園児たち
ジャンケン大会には多くの子どもらが参加した

 舞台は上野こども園の園児たちによる元気いっぱいの遊戯「おばけの花火音頭」でにぎやかに幕を開けた。続いて登場した宮国民俗芸能保存会は男女が交互に歌い踊る独特のスタイルが特徴の伝統芸能「宮国のクイチャー」を披露。リズミカルで雄壮かつ、しなやかな舞で魅了した。
 レクリエーションでは、3万円分相当の商品争奪「ジャンケン大会」やオリオン瓶ビール早飲み競争、お楽しみ大抽選会で熱を帯び、最後は下地イサムショーで盛り上がりは最高潮に達した。
 体育館の入り口付近には飲食屋台などが並んだほか、宮古島市防災危機管理課のブースでは非常用持ち出し袋や災害グッズの展示と相談会が行われ、防災意識の高まりに応えた。航空自衛隊による子ども向けの制服試着・記念撮影コーナーや、陸上自衛隊による炊き出し訓練(モズクスープ無料配布)も実施され、終日多くの人でにぎわいを見せた。

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