経済3団体が抗議会見 パイナガマビーチ「違法薬物肯定」などに抗議 行政、警察、海保へ健全な観光と安全確保要望
宮古島観光協会(西里長治会長)、宮古島商工会議所(根路銘康文会頭)、宮古島市伊良部商工会(奥濵剛会長)は9日、同商工会議所会議室で会見を開き、10月4日にパイナガマビーチ周辺で開催された音楽イベントにおいて、出演者による違法薬物を肯定する不適切発言や過度な騒音、公共空間の不当な占有行為があったとして厳重抗議を表明した。市や県、警察、海上保安庁などの関係行政機関に対しビーチの適正な管理と地域の安全確保に向けた実効性のある取り組みを強く求めた。
会見では根路銘会頭が「パイナガマビーチにおける音楽イベントに対する抗議と同ビーチと周辺の適正な管理を求める要請」の文書を読み上げた。
問題視されているのは10月4日にパイナガマビーチの「海の家」付近で開催された野外音楽イベント。イベント中、出演者がマイクを通じて「警察がガンジャ(大麻)を吸いに来ている」「宮古島に一番マリファナ(大麻)がある」などと違法薬物を肯定するかのような不適切発言をし、その様子を映した動画がSNS上で拡散されれ波紋を広げている。
イベント当日は午前8時半から午後6時近くまで実施され、近隣住民や宿泊客から苦情が相次ぎ、警察が出動して一時的に音量を下げさせたものの警察が立ち去ると再び大音量で叫び続けるなど無秩序な運営がなされたという。
経済団体の代表者は「無秩序な行為は宮古島全体で紡いできたクリーンで健全な観光に対するイメージを著しく損なうだけでなく、市民の平穏な日常を脅かし、子どもたちの教育環境にも悪影響を与えかねない」と強い危機感を露わにした。
その上で
①イベント主催者・関係者の猛省と景勝地等の無秩序なイベント再発防止
②ビーチ等の公共の場(空間)における厳格な使用基準(音量制限、モラル遵守等)の整備
③公序良俗に反する行為への毅然とした対応と監視体制の構築
――の3項目を求めた。
質疑応答ではSNSの動画を見て、どう思ったのかとの問いには「島に対するイメージが失墜するというほどひどかった」と話した。
また、要請書の提出にとどまらない具体的なアクションについての考えも問われ、これに経済団体側は「(周辺住民から)たくさんの苦情が寄せられているが、有効な対策が取られていない。夜の治安問題もあるので何とか手を上げてアクションを起こさないといけない」と述べ、具体的には「市民総決起大会」の開催案にも言及。市や県、県警、海保への要請に加え、イベントを実施した現地(海の家事業者)への要請書の手渡しも実施する考えを示した。



