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公演は宮古民謡保存協会、宮古民謡協会の「とうがにあやぐ」の三線演奏で始まった =22日、マティダ市民劇場

伝統の歌舞で首里城正殿の復興祝う 宮古公演で皮切り「世や直れ」 県内7カ所でも

 首里城正殿復興記念事業の宮古公演(沖縄県文化協会主催)が22日、「世や直れ」をテーマにマティダ市民劇場で開催された。今秋に再建を迎える首里城正殿の復興を祝う舞台公演の一環で、県内7カ所で開催される記念事業の幕開けとして実施。「あーぐ」の内容に注目し構成された舞台は「とうがにあやぐ」「カニスマ(首里城正殿復興を祝う)」「下地ヨンシー」「多良間の豊年祭」などが披露された。先人たちから受け継がれてきた歌や踊りは観客を魅了し、11月に再建される正殿復興を祝った。

 同公演は県内7カ所で行われる首里城正殿復興記念事業で再建を祝う舞台公演の一環。主催者を代表して與那嶺紘也会長は「沖縄全体の幕開けとして『世や直れ』のテーマで宮古公演が実施されることは感慨深い。宮古島市文化協会をはじめ、関係者の尽力に感謝したい」とあいさつした。
 共催する宮古島市文化協会の平良絹代会長は「令和3(2021)年10月31日に発生した火災により、炎に包まれる首里城の姿は世界中の人々に衝撃を与えた。この会場にも大切な物を失ったことに心の痛みを覚えた方もたくさんいるのではないか。一方で首里城に象徴される多くの歴史に人頭税という宮古の苦難を重ね複雑な感情を抱いた方もいると思う。あれから7年、秋には復興を遂げた首里城正殿が再び、その姿を見せる。本日の公演では、宮古に伝わる歌や踊り、先人たちへの感謝の気持ちを込めて届ける」と述べた。
 舞台は宮古民謡保存協会と宮古民謡協会による「とうがにあやぐ」で幕開け。大勢の演奏家が奏でる三線の音色が響き渡った。続いて與那城美和さんが完成を慶ぶ「カニスマ」を創作して披露したほか、亀浜律子さんが平和への願いを込めた「鏡原馬場のあやぐ」を情感豊かに舞った。
 さらに与那覇のヨンシー保存会、洲鎌自治会、上地自治会は「下地ヨーンシー」を力強く踊った。この演目は国頭村奥間に伝わる「国頭(くんじゃん)さばくい」という木遣り唄を起源としている。
 多良間村仲筋字会は、国指定重要無形民俗文化財「多良間の豊年祭(通称・八月踊り 仲筋字『福禄寿座踊り』)」、棚原民謡研究会は「あだんやーぬ按司」、亀浜律子さんと與那城美和さんは「実世ぬクイチャー」、漲水クイチャー保存会は「漲水ぬクイチャー」など伝統の歌や踊りが次々と披露され、観客らは完成間近の正殿復興へ思いを寄せた。
 同事業の公演は今後、石垣(9月13日)や那覇(9月13日)、南部(9月19日)、中部(9月23日)、北部(10月3日)など県内各地を巡回し、10月18日の久米島公演まで開かれる。

「カニスマ」を歌う與那城美和さん
「多良間の豊年祭」を披露する多良間村仲筋字会
与那覇のヨンシー保存会は力強く「下地ヨーンシー」を踊った
「鏡原馬場のあやぐ」を披露する亀浜律子さん

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