大神島の生活課題で意見交換 7月末ごろに初開催 嘉数市長が支援など直接聴取
宮古島市の嘉数登市長は3日の定例記者会見で、7月27日に大神島で同自治会との意見交換会を初めて開催したと報告した。参加した住民約20人からは買い物が難しい高齢者への生活支援、船を降りたあとの交通手段確保、港を中心とした防犯灯設置など切実な意見が出たという。市からは市内の小中学生を対象とした体験学習や環境学習の実施を提案し、「非常に喜んでおり、前向きに捉えていただいた」と述べた。嘉数市長は島内の課題を庁内で共有し、今後の対応を整理していく考えを示した。
今回の意見交換会は、嘉数市長が就任直後から意向を示していたもので、当日は島内の視察を行った上で住民と直接対話の場を持った。当日は島内視察したあと住民と膝を交えて島での暮らしの課題や地域への思いを伺うことができたという。
嘉数市長は「現地を訪れることで離島のなかの離島、市の有人離島で橋がつながっていないのは大神島だけ。そこで暮らす大変さ、大神島ならではの自然や文化、人のつながりの魅力を肌で感じた。いただいた意見は庁内で共有し今後の対応を整理していきたい」と述べた。
意見は多岐にわたり、コミュニティセンターの修繕、漁港周辺施設の整備や島北側に漂着するごみ問題、福祉サービスに対する将来的な不安などが出されたことを明かした。
大神島で初の意見交換会を開催したことには「市長になってから、あまり時間を置かずに大神島に行きたいと思っていた。すべてを一気に解決することはできないが、島の生活状況の確認や課題について何かできることはないかと訪問した。(住民が)減るなかで周りの支え、市の支えが、生活する上で不可欠であるということで非常にいい意見交換ができた」と振り返った。



