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市入札贈収賄事案の職員逮捕に謝罪する嘉数市長(中央)ら =23日午前、市役所

市職員逮捕受け嘉数市長ら謝罪 土地改良入札巡る収賄疑 市農水部の職員が情報漏らし50万円受け取る 制度・チェック体制の再検証へ

 宮古島市が発注した土地改良事業の入札を巡り、農林水産部に所属する係長級の男性職員(52)が土木会社社長に情報を事前に漏らし、見返りに現金を受け取ったとして収賄の疑いで逮捕された報道を受け、嘉数登市長は23日午前、市役所で臨時の記者会見を開いた。嘉数市長は「市民の皆さんには多大なご心配、ご不満をおかけしていることに深くお詫び申し上げる」と陳謝。再発防止に向けた内部統制の強化や入札仕組みの検証を進める考えを示した。

 報道によると、逮捕された職員は市が発注した城辺地区の畑地かんがい施設土地改良工事の入札を巡り、贈賄容疑で逮捕された土木会社社長に対し、最低限価格を算出する際の根拠となる情報を提供するなどの便宜を図り、その見返りとして現金50万円を受け取った収賄の疑いがもたれている。
 嘉数市長は「現在(警察によって)捜査が行われており、詳細を申し上げることはできないが市としては全面的に協力している。市政への信頼を著しく損なう重大な事案であり、事実関係を確認した上で法令などに基づき厳正に対処するとともに職員の服務規律の徹底、法令順守、内部統制の強化に取り組み市政への信頼回復に努めていきたい」と述べた。
 職員の逮捕についての質問に嘉数市長は「今朝の報道で知った」と説明。逮捕容疑には「捜査が進められており、現時点で申し上げることは差し控えるが今後の捜査進展、事案の内容を踏まえて適切に対応していきたい」と言葉を選んだ。
 説明によると、事件は昨年8月に発生したとみられ、当該職員が入札に関する情報を事前に漏らすなどして現金を受け取ったという。警察は贈収賄事案として市農林水産部と建設部の積算システムのパソコンを押収するなどして捜査を進め、22日に逮捕に踏み切った。職員は6月18日から病気療養を取得中だった。現時点で建設部のパソコンは戻っているが、農林水産部の4台のパソコンは戻っていない状況については「業務に支障はない」と答えた。
 市が指名競争入札から一般競争入札へ移行した中での不祥事発覚となったが、他に懸念される事業の有無について嘉数市長は「懸念される事業はないと受け止めている」と否定。その上で「今回(逮捕の)の事案が発生したことで改めて入札の仕組み、チェック体制の検証を進めている」とも語った。

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