国会議事堂で女性トイレが増設 背景には戦前の「遺産」が
2日、衆議院の広報担当者は、国会議事堂の本会議場に隣接する女性用トイレの個室が2つ増設され4つになることを発表した。
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報道などによると、背景には以前に比べ女性議員の数が増えたことなどがありトイレの増設が決定。さらには別の階にも女性用の個室トイレが設置される予定だという。
国会での女性トイレ増設に関しては、2025年末に立憲民主党、自民党、国民民主党、共産党の女性衆院議員計12人が浜田靖一衆議院議院運営委員長に対し要望書を提出し認められたものであるという。
要望書を提出した小宮山泰子(当時)衆議院議員のホームページによると、和式便座がほとんどであったが、2024年度にはユニバーサルトイレ(多目的トイレ)に改装されているものの、女性トイレは一般参観、職員なども利用するため不便なことも多かった。
令和時代とは思えない明らかな「時代遅れ」ともいえるトイレ事情の背景には、国会議事堂がたどってきた「歴史」がある。
もともと、現在も使用されている東京都千代田区の「国会議事堂」は1936年=昭和11年に完成した古い建物であり、当時は女性議員が存在せず女性用のトイレは院内に設置されていなかった。
だが、1946年=昭和21年に行われた衆議院議員総選挙にて女性の参政権が初めて行使され女性代議士が誕生。以来、国会議事堂内には女性トイレを設置する声が上がっていた。
だが、それでも国会内の男女比には差があり、女性トイレの数は増えず、平成初期の頃までは仮設のような女性トイレが本会議場の隣に設置される始末であったという。
さらには2021年には経済産業省の30代男性職員が議事堂内のトイレで盗撮騒動を起こすなどのセキュリティー面での問題も露呈しており、今回の女性トイレ増設は100年近い歴史を誇る国会議事堂にとっても大きな一歩と言えるのではないだろうか。






