鉄道、警察、学校、広がる職務中のサングラス着用 威圧感よりも目の健康を重視
鉄道各社で運転士のサングラス着用が近年拡大している。6月1日には、視認性の向上と疲労軽減を目的として、千葉都市モノレール(千葉市)が試験的に開始した。
運転席にはサンバイザーがあるものの、日差しが強い日には視界が遮られることもあり、サングラスの試験的着用の導入に至った。サングラスは年間を通して日中のみ着用する。
利用客に威圧感を与えるのを避けるため、色は濃すぎないものとし、接客する場合はレンズ部分を上げて対応するとしている。試行期間は本年度末までで、問題がなければ本格的に導入するとのことだ。
昨年はJR東日本や近畿日本鉄道も本格導入するなど、全国にサングラス着用が拡大しているが、鉄道関係以外でも進んでいる。2024年、千葉県警がすべての警察職員を対象に職務中のサングラス着用を認めた。
パトカーや白バイの運転中だけではなく、街頭活動中であってもまぶしい場合は使用可能とした。紫外線による目の健康被害や、まぶしさによる事故を防ぐのが狙いという。
今年5月には、メガネブランド「Zoff」が女子聖学院中学校高等学校(東京都北区)と提携し、関東で初めて指定サングラスの販売を始めている。強い日差しや紫外線から生徒たちの目を守るのが目的だ。同校は、昨年10月に中学校・高等学校として全国で初めてサングラスの着用を自由化していた。
これまで、サングラスは「威圧感を与える」などの理由から着用を避けていたが、近年では目の健康を優先させる考え方が広まっているようだ。今後もサングラスの着用は広がり、日常生活での利用者も多くなる可能性がある。
サングラス導入の報道が増えているが、SNSで寄せられるコメントは好意的な内容が目立つ。「サングラス=威圧感」という考えはもう古いのかもしれない。





