粟国氏の「利権乱用」発言、議運が「不穏当」と認定 農業委員会への質問巡り 議長が最終判断へ
宮古島市議会の議会運営委員会(下地信男委員長)は29日、定例会中の26日に行われた一般質問において、粟国恒広氏が農業委員会会長への質問中に発した「利権の乱用」という表現を議題として審議した。委員からは「不穏当(ふおんとう)な発言であり、議場では相応しくない」などの意見があった。粟国氏は「同じ所有者の土地なのに一方は認められ、一方は認められないというのは農業委員会の利権の乱用ではないですかと質問した。農地法に基づいて発言している」との持論を述べた。粟国氏が退席した上で行われた挙手採決の結果、出席委員の全員一致で同発言を「不穏当」と認める決定を下した。今後は、同委員会の答申を参考に議長が最終的な判断を下すことになる。
事務局の説明によると事の発端は、26日の一般質問で粟国氏が松原地区の農地転用を巡り「利権の乱用」と言い放ったことにある。議場内の一部議員から「不穏当だ」との指摘が上がったため、議長がその場で発言取り消しの留保宣言を行い、議会運営委員会へ不穏当か否かの諮問を行っていた。
経緯が説明された後に審議入りし、委員からは「議場で議員が利権の乱用と発言していいのか」「利権は重たい発言であり、農業委員会がどうのこうのでなく議員としての発言として相応しくない」との意見があった。
審議の途中、議運の場に戻った粟国氏は「農業委員会が農地法で定めている農地転用に対し、隣接する土地は認めているのに、(その隣の)土地は認めていないのはなぜかと聞いたが答えていない。地番は違っても同じ所有者なのに一方は認め、一方は認めないのは『利権の乱用ではないですか』と質問した。発言を取り消すのであれば農業委員会に確認して対処をお願いしたい」と述べた。
採決の結果、委員席から異論は出ず、全員が「発言は不穏当」と認めることに賛成。今後は、議会運営委員会の答申を受けた議長が「不穏当か否か」を最終的に判断することになるとのこと。


