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決議文を朗読・採択し万歳三唱で沖縄の未来への思いを共有した参加者 =が23日、那覇市のパレットくもじ市民劇場

沖縄県祖国復帰54周年祝う 那覇で式典、先住民族説を否定 尚家当主「私たちは日本人」

 【那覇支局】沖縄県祖国復帰54周年記念式典・祭典が23日、那覇市のパレットくもじ市民劇場で開催された。「尚泰王の真の願いに感謝を込めて」をテーマに、関係者や市民らが集い、1972年の祖国復帰の意義を再確認した。式典では、第二尚氏23代当主の尚衛氏が、国際社会で一部進められている「沖縄県民は先住民族」とする言説を明確に否定するメッセージを寄せたほか、国連での活動報告や有識者による提言が行われ、沖縄の真の自立と平和への決意を新たにした。
 式典は国歌斉唱で幕を開けた。特別来賓としてメッセージを寄せた第二尚氏23代当主の尚衛氏は、司会を務める一般社団法人新生沖縄副代表ののはらみなえさんの代読を通じ、54年前の祖国復帰を「県民の意志と情熱で勝ち取った自己決定権の最大行使」と強調した。
 その上で、国連等で沖縄県民を先住民族と認定しようとする動きに対し「私たちは日本人であり、決して先住民族ではない。特定の政治目的のために沖縄を利用する試みを拒絶する」との強い見解を示した。
 活動報告では、前沖縄県議会議員の座波一、尚本家顧問弁護士の橋口玲、つきしろキリスト教会牧師の砂川竜一の3氏が登壇。座波氏は、3月の国連人権理事会での経験を基に「沖縄が侵略支配されているという主張は真実ではない」と反論。橋口氏はゲノム解析や言語学の知見を引用し、沖縄と本土の歴史的・科学的な連続性を証明した。砂川氏は沖縄戦から冷戦期に至る歴史を紐解き、沖縄が果たした役割を「犠牲ではなく、日本の国体を守った勝利の歴史」と総括した。

ジュネーブ活動報告で登壇した前沖縄県議会議員の座波氏
尚本家顧問弁護士の橋口氏
つきしろキリスト教会牧師の砂川


 活動提言に立った一般社団法人日本沖縄政策研究フォーラム理事長の仲村覚氏は、マスコミや教育による「ナラティブ(物語)侵略」に警鐘を鳴らした。「政府任せではなく、県民が自ら日本人であると声を上げることが国防の最前線だ」と訴え、来年の55周年へ向けたさらなる運動の拡大を呼びかけた。
 終盤には、シンガーソングライターの山口あやき氏らの歌唱、マルチタレントの川満しぇんしぇー氏によるカチャーシーで会場が一体となった。最後は豊見城市議会議員の宜保安孝氏による決議文朗読と万歳三唱が行われ、心を一つにしたまま閉幕した。

一般社団法人日本沖縄政策研究フォーラム理事長の仲村覚氏が活動提言を実施

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