出品された雌子牛計550頭が審査された =JAおきなわ宮古家畜市場

生産者の努力競い合う 6月期宮古地区子牛共進会 優等賞に「おと号」など

 2025年度6月期宮古地区子牛共進会(宮古和牛改良組合主催)が13日、平良山中のJAおきなわ宮古家畜市場で行われた。平良、城辺、上野、下地の4支部から選抜された雌子牛計550頭が出品され、審査の結果、新城聡子さんの「おと」号、前里恵春さんの「ゆめか」号などが優等賞を獲得。城辺支部が団体賞に選出された。
 共進会は島内の畜産農家が手塩にかけて育てた優良な子牛を一堂に集め、その資質を競うもので、6、12月の年に2回実施。関係者が多数参加し、同市場は活気にあふれた。
 開会式で荷川取広明組合長が「これまで培ってきた改良の成果を見せる場。生産者の努力と技術に敬意を表し、今後もより良い宮古和牛づくりを進めていきたい」とあいさつした。
 来賓の嘉数登市長のあいさつは、仲地一政畜産課長が代読し「今後も宮古牛ブランドの価値向上と安定生産のため、市としても支援を続けていきたい」と述べたほか、県農林水産振興センターの金城靖所長(代読)、宮古地区本部の久志隆盛本部長らも激励のことばを寄せた。
 同共進会は優良子牛を選抜保留し、計画交配と併せて農家の改良活動を強化することにより和牛の改良を促進し、経済性を高め経営の安定に寄与することを目的としている。
 支部別には平良90頭、城辺100頭、上野70頭、下地45頭が出品され、伊良部からの出品はなかった。
 結果は次の通り。カッコ内は支部。敬称略。
【第1類】優等賞=新城聡子(城辺)おと号・県獣医師会宮古支部長賞▽1等1席=荷川取広明(下地)あかり号▽1等2席=上地博也(上野)みしぇる号▽2等1席=下地文男(下地)ふくみ号」▽2等2席=大海(上野)たいかいのびた号▽2等3席=前里恵春(上野)「あさか号」
【第2類】優等賞=前里恵春(上野)ゆめか号・県牛削蹄師協会宮古支部長賞▽1等1席=砂川健治(下地)まこと号▽1等2席=砂川雅一郎(城辺)ゆり号▽2等1席=荷川取広明(下地)ひかり号▽2等2席=伊山和吉(平良)しげみ号▽2等3席=内間悠人(平良)ゆい号
【第3類】優等賞=荷川取広明(下地)まるこ号・県家畜人工授精師協会宮古支部長賞▽1等1席=砂川健治(下地)かおり号▽1等2席=川平泰士(下地)つるこ号▽2等1席=根間久枝(上野)ももこ号▽2等2席=大海(上野)たいかいひみつ号▽2等3席=島尻誠(平良)なつめ号
【第4類】優等賞=川満恵勝(平良)みのゆり号・県農業共済組合長賞▽1等1席=野路美由希(城辺)かつひさ号▽1等2席=根間里一(城辺)ふじみ号▽2等1席=川上政彦(平良)ゆりふく号▽2等2席=大海(上野)たいかいみほひめ号▽2等3席=石垣知厚(城辺)ゆめ号
【第5類】優等賞=上地博也(上野)ふくまる号・宮古島市長賞▽1等1席=伊山和吉(平良)やすかめ号▽1等2席=野路美由希(城辺)まみ号▽2等1席=首藤義武(平良)にしひめ号▽2等2席=砂川初(城辺)たいこ号▽2等3席=島尻博乃(城辺)りん号
【第6類】優等賞=上地美優桜(下地)うたは号・県農業協同組合理事長賞▽1等1席=渡真利都(上野)ちゅらひめ号▽1等2席=下地美智子(平良)つるこ号▽2等1席=松原秀樹(城辺)さくらひめ号▽2等2席=根間祐樹(平良)なかそねいづみ号▽2等3席=狩俣博之(平良)ななこ号

関連記事一覧