ホテル2件に原案同意 市景観審議会 高さ、緑化など付帯意見付け市長に答申
宮古島市景観審議会(池田孝之会長)は18日、市から諮問のあった伊良部佐和田の「NОT A HOTEL MIYAO新築工事(仮称)」と平良狩俣の「ラビスタ宮古島新築工事(仮称)」のホテル建設計画2件について答申を行った。いずれも「景観区域内における配慮が行われたと認められた」として付帯意見を付して原案に同意した。同日は池田会長に代わり、庄司優副会長が市役所を訪れ、嘉数登市長に答申書を手渡した。両案件は8月10日に市役所で開かれた第2回審議会で審議されていた。
伊良部佐和田のホテル議案審議は、4回目だが届出者の変更があることから取り扱いは「新規案件」として行われた。計画地は、平成の森公園に隣接する海岸線の農地・集落景観ゾーン(森林地景観)に位置する。高さ基準7メートルに対し建物高さが15・5メートルとなっていることから、周辺景観への影響や適合状況が重点的に議論された。
付帯意見では、平屋建て部分の建築物の屋根が周辺の自然景観との調和に配慮し、全体として景観に優れたものとなるよう形態・意匠・色形について引き続き検討を求めるほか、建物高さは周辺景観への影響を可能な限り低減することが望まれる。事業者側からさらなる高さの低減に検討の余地がある旨の説明があることから、今後も計画を精査し可能な限り低減するよう精査することを求めた。
平良狩俣の計画地は市海業センターの北側に位置し、周辺は農地に囲まれ計画地中央には間那津ビーチが位置するなど豊かな自然に包まれたエリア。こちらも高さ基準7メートルに対して10メートルとなっている点が審議された。
委員からの付帯意見は、緑化計画について「計画地が海岸沿いであり、高木の樹木が適切に育成するなどに懸念がある。緑化計画を達成するため緑化の維持管理に関して十分に配慮してほしい」との指摘が上がった。
答申を受け、嘉数市長は「両案件とも同意をいただいたが、伊良部佐和田のホテルは色彩や高さなどに検討余地とあり、平良狩俣のホテルは緑化計画の達成への指摘がある。これらに協力し、事業者にしっかりと検討していただけるようにしていきたい」と話した。



