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空港公金横領、前例踏襲が要因と分析 「2日から特殊金庫入れた」 一般質問で下地信広氏質す

 開会中の宮古島市議会6月定例会一般質問で26日に立った下地信広氏は、市空港課の職員が宮古空港駐車場の公金を横領した問題や、森林環境譲与税の活用状況などについて当局の姿勢を質した。市空港課の職員が宮古空港駐車場の精算機から回収し、管理事務所内に保管していた公金を横領した問題の防止策に下地睦子建設部長は「金庫への現金化後、開錠するまで現金が取り出せない特殊な金庫を6月2日から入れた」と答弁。事務所内に監視カメラを設置する準備していることも説明した。
 市で直接現金収集を行っている部門は、6月現時点で市長部局が24課、教育委員会が2課の計24課になる。
 答弁で下地建設部長は「空港課は年間、交代制の勤務体制で会計年度職員を除く職員全員で駐車料金の回収を行っている。加えて空港課事務所への職員以外の出入りも防犯上制限されていることから職員全員で空港内の現金を取り扱っている。これまでの現金管理体制の検証せず、前例を踏襲していたことが今回の事案の発生源である」とも述べた。
 この問題では、砂川朗副市長らが会見で謝罪し、嘉数登市長も本定例会開会前に「市民の信頼を損なった」などと陳謝し、再発防止に全力を挙げる方針を示した。
 処分については、5月26日に開いた懲戒分限審査委員会で公金を横領した職員を懲戒免職とし、管理監督責任として上司の課長と係長を戒告、所属部長を文書訓告処分とした。
 森林環境譲与税の質問では、宮古島市に入る税収入を聞いた。下地貴之農林水産部長は「令和6(2024)年度が1170万4000円、7(25)年度が1239万6500円」と答弁。使途については「これまで大野山林や学びの森などの森林整備や倒木化された際の撤去作業、森林内の森林資源量の調査を行った」と説明し、今年度は森林整備支援に加え、木材利用促進のため木を使ったソファーベンチ、テーブル、イスやオモチャなどを購入する予定。市内の森林面積は3262ヘクタールで森林率は16%とも述べ、改めて森林率の低さが浮き彫りとなった。
 このほか下地信広氏は日米共同訓練、宿泊税、市スポーツ推進計画、ひとり親家庭生活支援事業、障がい者のスポーツ活動推進状況なども質問した。

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