当選から一夜明け、笑顔で質問に答える玉城氏 =那覇市銘苅の選対事務所

玉城氏「1期目の評価いただいた」 県知事選一夜明けインタビュー

 【那覇支局】11日に投開票が行われた第14回県知事選挙で2度目の当選を果たした玉城デニー氏(62)が一夜明けた12日、宮古新報社などの宮古、八重山の先島メディアのインタビューに答えた。勝利の感想や要因、コロナ禍からの県経済の復興、尖閣諸島問題などの諸課題の解決に向けた2期目の意気込みを熱く語った。質問は全部で6項目。
―当選から一夜明けての感想。
 非常に厳しい選挙だったが、約34万票という多くの人から信任をいただけたことは身の引き締まる思い。新型コロナなどの災害級の状況に対応し、県民の暮らしを守り、県政の発展のための取り組みを進めたことが(当選の)評価をいただいた。
―選挙戦勝利の要因。
 1期4年の県政評価、辺野古新基地建設反対、新型コロナへの対応や子どもの貧困問題、沖縄の社会全体に対する取り組みに対して高評価をいただいた結果だと思う。
―県経済回復への戦略。
 経済の再生を図り、域内の経済を循環させるには、農林水産業も含めてさまざまな産業で企業や労働者に「稼ぐ力」の取り組みを強化していくことが重要。国の制度や財源を活用しながらサポートをする。新21世紀沖縄ビジョン計画に重ねながら、さまざまな分野の方向性を展開していく。
―国と県の関係。
 普天間の危険性除去を優先すべきであり、辺野古の新基地建設の設計変更が「不承認」となったことで、認められないことが明確になった。政府が沖縄との対話によって解決の糸口を作っていくべき。今年度から始まった新沖縄21世紀ビジョン基本計画は政府の基本方針と一致している。国とは協議できており、対立ばかりではない。予算も国と協議し、協力に結びつける。
―尖閣諸島問題などへの対応。
 政府は有事を偶発させるような要素を作ってはならない。日本と中国は経済や文化の関係も深い。離島の安全保障は政府間の冷静かつ発展的な関係の維持に尽きる。政府がアジアの国々と平和外交に徹するよう要請を続ける。
―2期目の意気込み。
 平和で誇りある沖縄、幸福が実感できる島を作っていきたい。社会の生活環境基盤を整備し、子どものための基盤の構築を目指す。離島の不利性解消では物流コストの負担軽減だけでなく、データのやり取りで作られる環境の構築も実現させる事業に組み込んでいきたい。

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