航空燃料の給油施設で実弾の捜索を行う宮古島海上保安部職員 =伊良部池間添

機関砲誤射 実弾8発、発見できず

 宮古島海上保安部の職員らは19、20の両日、伊良部池間添の長山港に停泊中の巡視船「しもじ」が、陸地に向けて誤射した実弾などの捜索を行った。飛散した砲身のふた(砲口栓)と見られる金属片はいくつか見つかったが、8発の実弾は1つも見つかっていない。同保安部は今後も捜索を継続するという。
 「しもじ」乗組員は19日、20日に実施する予定だった洋上実射訓練に向けて20㍉機関砲の点検と給弾を実施した。その後急きょ空砲が前提の取扱い訓練を実施したところ、意思の疎通と確認の不足により陸地に向け実弾が発射された。

航空燃料の給油施設で実弾の捜索を行う宮古島海上保安部職員=伊良部池間添


 6門の砲口を機関砲は、未使用時には砲口栓が被せられている。想定外の実弾発射により砲口栓が破損し飛散。「しもじ」周辺に駐車してあった職員のオートバイ1台と自動車2台に衝突したと見られている。
 空の薬きょう8個は「しもじ」すぐ側の岸壁で発見され、飛び散った砲口栓の破片も長山港内でいくつか見つかっている。同保安部は弾頭の着弾場所を、同港と県道平良下地島空港線の間にある斜面上の草やぶと推定しているが、発見には至っていない。20日は県道沿いの航空燃料給油施設敷地内でも捜索を行った。
 福本拓也部長は20日開いた会見で、「20㍉機関砲は命中精度が高く、発射時に砲身が草やぶを向いていたことを確認している。砲口栓と弾も垂直に衝突しており、あらぬ方向に飛んで行ったとは考えにくい」との見解を示した。

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