饒平名会長(右から2人目)らは「みゃーくふつの豊かさを継承したい」と話した =市未来創造センター会議室

宮古島市文化協会、3年ぶりに方言大会開催

 市文化協会(饒平名和枝会長)は21日、第27回鳴りとぅんみゃ~く方言大会を7月10日にマティダ市民劇場で開催すると発表した。同大会の開催は3年ぶり。饒平名会長は21日に市未来創造センター会議室で行われた記者会見で「みゃーくふつの豊かさを共有したい」と意欲を述べた。
 大会の出場者は平良腰原の伊志嶺功さん、多良間の来間玄次さん、平良島尻の辺士名清志さん、平良宮原の狩俣恵吉さん、下地与那覇の渡真利朗男さん、城辺保良の下地朝盛さんの6人。発表内容のテーマは自由で、1人5分から10分の持ち時間のなか島尻のパーントゥや多良間の馬やことわざについてなど、幅広いテーマが発表されるという。
 チケットは25日午前10時から未来創造センター研修室▽城辺公民館ロビー▽上野公民館ロビー▽下地公民館(旧下地福祉センター)ロビー▽伊良部公民館ロビー―でそれぞれ発売され、売り切れ次第終了。入場料は一般が1000円、同会協会員は900円。当日は感染対策のため同劇場最大収容人数の7割、約600人分の席が用意される。
 饒平名会長は「方言は島のアイデンティティの拠り所。各地で微妙に違う言い回しを楽しんで頂き、大会が方言の役割と意義を再確認できる機会になれば」とコメントした。

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