作品募集で会見を開く大城教育長 =市役所

詩(ことば)の祭典作品募集、6月17日まで 美ら島文化祭

 宮古島市教育委員会(大城裕子教育長)は2日、市役所で会見を開き、美ら島おきなわ文化祭2022の一環として宮古島市で開催される「詩(ことば)の祭典」の作品募集を呼び掛けた。作品テーマは「『海』~言霊 海を越えて~」で、応募期間は6月17日まで、小学生▽中学・高校生▽大学生含む一般―の3部で開催し、10月29日に市未来創造センターで表彰式や特別講演を実施する予定。詳細は市ホームページに掲載されている。(QRコードから)

 「美ら島おきなわ文化祭2020」は、各県持ち回りで開催されている国民文化祭と全国障害者芸術・文化祭の統一名称。各種の文化活動を全国規模で発表、共演、交流する文化の祭典で、復帰50年の節目の年に沖縄県で初めて開催される。10月22日から11月27日まで県内各地でさまざまな催しが開かれ、多様で豊かな沖縄文化の魅力を県内外に発信していく。
 同文化祭には▽歴史文化▽音楽▽舞踊▽演劇▽食文化―などさまざまなプログラムがあるが、その中で宮古島市が文芸部門の詩の祭典を開くことになった経緯について大城教育長は「宮古島文学賞を実施しているほか、宮古は多数の詩人を輩出している詩に親しみのある土地柄。さらなる文芸振興につなげたいとの思いで手を挙げた」と説明した。
 祭典では「海」をテーマに現代詩を募集する。大会趣旨を市教委は「どこまでも広がる宮古ブルーの美しい海。多様な表情を見せる豊かな南の海。海は生命を育みます。心の海に浮かぶ言葉を紡ぎ、詩で表現してください。詩を通して『ことばのチカラ』を広く発信します。言霊よ、海を越えていこう」としている。
 応募様式は手書きの場合400字詰め原稿用紙3枚以内、パソコン・ワープロの場合は1行20字で60行以内。点字や音声データでの応募も可能。高校生以下の応募は無料だが、一般の部は千円の応募料が必要。
 9人の選者が審査員を務め、部門ごとに文部科学大臣賞・沖縄県知事賞・宮古島市長賞などの入賞作品を決定する予定。
 応募先は生涯学習部生涯学習振興課内、美ら島おきなわ文化祭2022宮古島市実行委員会詩(ことば)の祭典係(〒906-8501宮古島市平良西里1140番)。問い合わせは同事務局(72-3764)まで。

応募詳細が掲載されている市ホームページ

関連記事一覧