宮古島市 来月からワクチン4回目始まる

 宮古島市は6月から、新型コロナワクチンの4回目接種を開始する。対象は3回目から5カ月以上経過した60歳以上の人と、同じく18歳~59歳のうち基礎疾患を持つ人など。60歳以上には接種券を送付するが、59歳以下の対象者は自分で申請する形式。市は59歳以下の市民に対し、接種についてかかりつけ医などと相談するよう呼び掛けている。また、オミクロン株には3回目が有効として、接種を終えていない市民に積極的な検討を求めている。
 宮古島市の60歳以上の対象者は26日までに、1万5千人あまりが3回目接種を終えている。60歳以上には5か月を経過し次第4回目の接種券を発送するが、18~59歳は3回目から5カ月以上かつ基礎疾患を有している、または医師が認めた人が4回目の接種対象となっており、市が対象者を把握することができない。そのため、59歳以下で4回目の接種を希望する人は接種券の発行を市に申請する必要がある。
 市は医師会などに呼び掛けの協力を求めるとともに、市民にかかりつけ医に4回目が必要か相談するよう呼び掛けている。国は59歳以下で4回目接種の対象となる条件を示しているが、最新の知見を踏まえて対象者を拡大する可能性があるとしている。
 59歳以下で接種対象と定められている一例は次の通り。▽BMI30以上を満たす肥満▽高血圧を含む慢性の心臓病▽慢性の呼吸器の病気・腎臓病・肝臓病▽一部の糖尿病▽治療中の悪性を含む免疫機能低下▽重症心身障害▽睡眠時無呼吸症候群▽重い精神疾患│。
 また市は、ワクチンの効果は時間とともに低下することや、オミクロン株には3回目で高い予防効果を得られることから、3回目早期接種への協力を市民に呼び掛けている。
 集団接種の予約は市予約センターまたは公式LINEから。6月は平日の8日、22日に午後6時~7時半、週末の11日に午後2時~4時の日程で実施予定。会場はいずれも市役所。

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