美ぎ島を未来へ 島内ごみゼロ大作戦が始動 ポイ捨て不法投棄根絶へ ボランティア3300人超申請
5月30日の「ごみゼロの日」にちなんだ「島内ごみゼロ大作戦」の出発式が29日、市役所1階エントランスホールで行われた。宮古の海をキレイにし隊(井上美香隊長)が主催し、宮古島市が協力する形の清掃活動は4回目を迎える。市職員や宮古島警察署員らが参加し、「美(か)ぎ島(すま)宮古」に向けてワイドーと拳を突き上げ、気勢を上げた。井上隊長や嘉数登市長らは袖山墓地公園近くの道路沿いに捨てられている空き缶、ペットボトルなどのごみを拾い集めた。

出発式で井上隊長が「海の漂着ごみをビーチクリーンして10年になる。その中で海岸の端で草の陰に捨てられた不法投棄やごみ捨てがすごく気になっていた。そういった声から身近なごみを拾っていこうという取り組みを託したいと島内ごみゼロ大作戦を企画した」と言及。「皆さんが所有、管理している敷地などでごみを捨てさせない取り組みを行っていただきたい。官民一体となって島をきれいにして未来の美ぎ島に残していきたい」と訴えた。
嘉数市長は「宮古ではポイ捨て、不法投棄が後を絶たない状況がある。ごみゼロ大作戦の取り組みを通して市民一人ひとりがポイ捨てされたごみなどに関心を持ち、ポイ捨てをなくそうという気持ちを育みながら環境保全へのモラルをさらに高めていくことが大切である。本日は体調に気をつけながら『いつでも。できるタイミング』で清掃活動を行っていただきたい」と呼び掛けた。
宮城克典教育長は「全小中学校にも協力を依頼した。美ぎ島が失われていくことは子どもたちに負の遺産を残すことになる。子どもたちも立ち上がる。市民の皆さんも一緒になって美ぎ島を守っていきましょう」と述べた。
出発式のあと移動した井上隊長、嘉数市長らは燃えるごみ、ペットボトル。空き缶、ビンなどのごみを分別しながら袋に入れて回収した。道路沿いには依然として多くのごみが散乱しており、「ごみの不法投棄は犯罪です」との立て看板周辺からも次々とごみが出てきた。参加した市職員らは、あまりの多さに驚きながらも次々とごみ袋に入れ、美化活動へ汗を流した。
今年は28日までに3368人のボランティアが申請した。市教育委員会によると小中学校は18日から6月19日までの1カ月間、それぞれの学校でごみ拾いを行っているという。


