3月消費支出、2カ月連続増 授業料や通信費が押し上げ 実収入も大幅増、勤労者世帯は実質22・7%増
沖縄県企画部統計課は29日、2026年3月分の沖縄県家計調査結果(速報)を公表した。それによると、県内の二人以上の世帯における1世帯当たりの消費支出は25万5590円となり、物価変動の影響を除いた実質で前年同月比5・2%増加した。増加は2カ月連続。授業料などの「教育」や「教養娯楽」の大幅な伸びが全体を押し上げたものの、全国平均の33万4701円を7万9111円下回る水準が続いている。

10大費目別の内訳を実質増減率でみると、全10費目のうち5費目で増加した。特に「教育」が前年同月比113・7%増と倍増したほか、「教養娯楽」が48・7%増、「交通・通信」が17・8%増と好調だった。
同課は「授業料等、教養娯楽用耐久財、通信の増加が影響した」と分析している。
一方で、仕送り金などの「その他の消費支出」が14・1%減、家賃地代などの「住居」が10・1%減となり、全体の上昇幅を抑えた。食料費が支出に占める割合を示すエンゲル係数は33・6%となり、前年同月から0・6ポイント低下した。
二人以上の世帯のうち、勤労者世帯の家計をみると、1世帯当たりの実収入は49万8691円で、実質22・7%増と大幅に伸びて4カ月連続の増加となった。定期収入や配偶者の収入、他の世帯員収入がそれぞれ増加したことが要因。同世帯の消費支出は30万1036円で実質9・5%増加し、こちらも2か月連続で前年実績を上回った。収入から税金などを差し引いた可処分所得は41万4440円で、実質16・9%増となっている。



