大きな身振りで表情豊かに魚の魅力を伝えるさかなクン =新城海岸

さかなクンが宮古の魚類熱弁 ほっとけないプロジェクト

 タレントで国立大学法人東京海洋大学名誉博士のさかなクンは9日、城辺の新城海岸で「海辺のミライ教室」を開き、宮古近海に生息する魚の魅力についてイラストを交えながら熱弁した。さかなクンを一目見ようと多くの子どもたちが集まり、問いかけに元気よく手を挙げながら参加していた。

 ハリセンボンやイラブチャー、ミーバイなど、宮古島近海に住む魚の特長や魅力を得意のイラストを交えながら説明。イラブチャーがサンゴを食べ、消化しきれなかった部分をふんとして排泄したものが、宮古の白い砂浜の一部となっていることなどを紹介した。
 子どもたちに3択のクイズを出しながら教室を進行。正解した子どもには説明で描いた直筆イラストがプレゼントされることもあり、たくさんの子どもたちが元気よく返事をしながら手を挙げ、講話は大いに盛り上がった。
 クイズに正解した坂井宏行くん(10)は「とてもうれしい。もらったイラストはお父さんとお母さんがやっているお店に飾りたい。さかなクンは魚のこととかを何でも知っている所が好き」と笑顔で話した。
 司会を務めた宮古の海をキレイにし隊隊長の井上美香さんは「子どもたちが海の環境問題などを自分ごととして考えるきっかけになってほしい」と述べた。
 同教室は「海辺のミライをみんなで守ろう ほっとけないプロジェクト」の一環として開催。さかなクンは集まった大勢の市民らと共に、同海岸でビーチクリーンも行った。

さかなクンの質問に元気いっぱいに手を挙げる子どもたち=新城海岸

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