放課後児童クラブ待機児童対策を発表する狩俣こども家庭局長(左から2人目)ら
=4日、市役所
平一小で夏休み限定受け入れ、プレハブ校舎で試行 学童待機児童対策へ検証事業 市が来年度試行へ
宮古島市こども家庭局の狩俣博幸局長は4日の部局長発表で、放課後児童クラブの待機児童対策を目的とした公的な検証事業として、2027(令和9)年度の夏休みに平良第一小学校で試験的な受け入れを実施すると発表した。同校敷地内にあるプレハブ教室を活用し夏休みに限定し、児童を預かる。今年5月時点で80人に達した待機児童の受け皿を確保し、仕事と子育ての両立に悩む保護者の負担軽減を図る。通年利用者内定後、来年2月ごろから校区を問わず広く募集を開始する方針だ。
市によると、既存クラブの定員拡充や民設民営クラブの新設を進めてきたものの、共働き世帯などの需要増に追いつかず、依然として待機児童の解消に至っていない。そうした中、保護者を対象としたアンケート調査では、「長期休業期間のみ利用できるクラブがあれば利用したい」との回答が約6割に上り、約90人分の潜在的な利用ニーズが存在することが判明した。
これを受け、市は検証事業として平一小のプレハブ教室の活用を決定した。同教室は通常時も活用されているが、夏休み期間中は1部屋を空けることが可能となり、児童が校舎内へ立ち入ることなく安全に過ごせる環境が整っていることが選定の決め手となった。保護者の送迎が可能であれば、平一小校区の児童に限らず、市内全域の校区から受け入れるとしている。
募集定員は15人で、運営は社会福祉法人むすびの会(平一放課後児童クラブの運営法人)が担う。募集要項などの詳細については、今後市ホームページや公式LINE(ライン)などで周知される予定となっている。



