空自基地の汚染水回収が完了 底版孔は泥で閉塞、流出なし 市「外部リスク極めて低い」
宮古島市環境衛生局の梶原健次局長は5日の部局長発表で、航空自衛隊宮古島分屯基地での地中構造物汚染水処理について、汚染水と汚泥の回収作業が完了したと報告した。構造物外側の掘削で形状確認された約3メートル構造物の底版(底面)中央の孔(直径約15センチ)は泥のようなもので閉塞されており、まとまった量の汚染水(洗浄水を含む)の外部流出はないものとみているとの見解を示した。

市は同件について第5報として進捗を報告。9月28日時点の回収済みは汚染水等がIBCコンテナ6個(島搬出済み6個、処分済み6個)、汚泥等がドラム缶318缶(島外搬出済み296缶、処分済み104缶)に上り、回収作業はひとつの節目を迎えた。
8月17日から進められていた地中構造物外側の掘削調査では、構造物の高さが約3メートルで底板が存在することが確認されていた。その後の作業で構造物中央付近の底面に直径約15センチの穴が見つかったものの、現在は硬化した泥などで塞がれており、水分の染み出しや漏洩も認められないという。
市は、これらの状況から「まとまった量の汚染水が外部へ流出するリスクは極めて低い」との見解を示した。
今後については、構造物内壁にわずかに残る汚泥の撤去を進めるとともに構造物自体の解体方法を検討する。解体にあたっては、乾燥による粉じん飛散や水使用による汚泥流出といった各環境リスクを比較評価し、最適な工法を決定する方針だ。あわせて防衛局と連携し周辺の土壌・環境調査を速やかに実施して市民の不安解消に努めていく考えを示した。





